海外渡航時に気をつけたい感染症

公開日 2024年07月01日

海外に渡航する際は、渡航先の環境や旅行中の行動により、様々な感染症にかかるリスクがあります。海外滞在中に感染症にかかることなく、安全で快適に旅行し、帰国することができるよう、事前に感染症に対する正しい知識と予防に関する方法を身に付けましょう。

渡航前

海外で注意すべき感染症

食べ物や水を介した消化器系の感染【A型肝炎、腸チフスなど】

感染症名 リスクの高い地域 症状 潜伏期間
A型肝炎 世界各地(衛生状態が悪く飲用水の管理が悪い地域) 発熱、全身倦怠感、食欲不振、吐き気、嘔吐、数日後に黄疸など 2週間から7週間
腸チフス 特に南アジア 高熱、頭痛、全身倦怠感、発しん、便秘、腸出血、腸穿孔など 1週間から3週間

蚊を介した感染症【マラリア、チクングニア熱、デング熱、ジカウイルス感染症など】

感染症名 流行の中心地域 症状 潜伏期間
マラリア アフリカやアジア・太平洋の熱帯地域 発熱、悪寒、頭痛、嘔吐、関節痛、筋肉痛など 1週間から4週間
チクングニア熱 アフリカ、南アジア、東南アジア 発熱、激しい関節痛など 数ヶ月症状が続く

ダニを介した感染症【リケッチア症、ダニ媒介脳炎、重症熱性血小板減少症候群(SFTS)など】

感染症名 流行の地域 症状 潜伏期間
リケッチア症 流行地域は疾患により異なります(紅斑熱、ライム病など) 発熱、頭痛、不快感、嘔気・嘔吐など 1週間から2週間
ダニ媒介脳炎 東部から中央ヨーロッパ、ロシア、中国北部で分布 頭痛、筋肉痛、倦怠感、発熱など 4日から28日間

人から人に広がる感染力の強い感染症【麻しん(はしか)、風しんなど】

感染症名 流行の地域 症状 潜伏期間
麻しん(はしか) 世界の多くの国で流行 発熱、発しん、咳、鼻水など 10日から12日間
風しん 世界の多くの国で流行 発熱、発しん、首や耳の後ろのリンパ節腫脹など 14日から21日間
  • 予防接種は、最も有効な予防法です。麻しん、風しんの予防接種を受けたことがない方など免疫が不十分な方は、予防接種をご検討ください。

妊婦の感染について

妊娠中の女性がジカウイルスに感染すると、胎児が小頭症になる可能性が示唆されています。世界保健機構(WHO)は、妊娠中の女性は流行地域への渡航をすべきでないと勧告しています。

帰国後に体調が悪くなったら

  • 空港や港の検疫所では、渡航者に対する健康相談を行っています。帰国時に発熱や下痢、具合が悪いなど体調に不安がある場合や、動物などとの接触について心配なことがある場合には、検疫官に相談してください。
  • 海外旅行後の体調不良には、思わぬ感染症が潜んでいる可能性があります。早めに医療機関を受診しましょう。発熱 、咳、発しん 、下痢などの症状がある場合は、事前に医療機関に電話等で相談し、以下を伝えてください。
    <渡航先、滞在期間、現地での飲食状況、渡航先での活動内容、動物との接触の有無、ワクチン接種歴など>

内容の一部は、厚生労働省ホームページ「感染症エクスプレス@厚労省」(外部サイト)より引用

お問い合わせ

健康政策課
健康政策係(予防接種・感染症)
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