公開日 2023年05月26日
風しんの抗体価の低い世代である昭和37年4月2日から昭和54年4月1日の間に生まれた男性を対象に、予防接種法に基づき風しんの抗体検査及び予防接種を実施しています。
この制度は、令和元年度から令和3年度までの時限措置として実施しておりましたが、令和6年度まで実施期間を延長しています。
風しんとは
風しんは、風しんウイルスによって引き起こされる急性の発疹性感染症です。
感染経路は、患者の咳やくしゃみによる飛沫感染で、潜伏期間は16日から18日です。
症状としては、発疹、37.5℃以上の発熱、首や耳の後ろのリンパ節腫脹です。風しんは「三日はしか」とも呼ばれるように、麻しんとは異なり比較的軽症ですが、大人が発症すると、子どもよりも重症化することがあります。また、妊娠初期に風しんに感染すると、胎盤を介して胎児に感染し、出生児に白内障、心疾患、難聴などの障害が起こる先天性風しん症候群になるおそれがあります。
症状から風しんが疑われる場合には、必ずあらかじめ医療機関に電話し、風しんにかかった可能性があることを伝えたうえで、受診方法を確認してから受診してください。
対象者
1 風しん抗体検査
大田原市に住所を有する方で、昭和37年4月2日から昭和54年4月1日の間に生まれた男性のうち、次の1から3のすべてを満たす方
(原発避難者特例法に基づき指定市町村から住民票を移さずに大田原市に避難している方を含む)
- 過去に風しんにかかった記録のない方
- 過去に風しんの予防接種を受けた記録のない方
- 平成26年4月1日以降に風しん抗体検査を受けた記録のない方
2 風しん定期予防接種
大田原市に住所を有する方で、昭和37年4月2日から昭和54年4月1日の間に生まれた男性のうち、平成26年4月1日以降に受けた風しん抗体検査または、上記1で受けた風しん抗体検査の結果、抗体が十分でない記録をお持ちの方
(原発避難者特例法に基づき指定市町村から住民票を移さずに大田原市に避難している方を含む)
クーポン券の送付
対象者のうち、大田原市予防接種台帳で受診記録のない方に対し、令和4年4月にクーポン券を再度送付しています。クーポン券の利用は、令和元年度から令和6年度までの間に1人1回です。
(注意)転入前に受診した方は対象外となります。クーポン券が届いた方ですでに受診済みの方は、市健康政策課へご連絡ください。
再発行
電話やメールで受け付けています。氏名、生年月日、住所、電話番号と併せて風しんのクーポン券再発行希望の旨、ご連絡ください。郵送でお送りします。(お急ぎの場合は直接健康政策課窓口にお越しください。)
受け方
- クーポン券が届く。(または市へ申請し、クーポン券の発行を受ける。)
- 職場や市の集団健診、または医療機関で風しん抗体検査を受ける。
(市の集団健診での抗体検査をご希望の場合は、日程をご確認のうえ市健康政策課へ事前にお申し込みください。) - 風しん抗体検査の結果、十分な抗体がないと判定された方は、医療機関で予防接種(麻しん風しん混合ワクチン)を受ける。
注意事項
- 風しん抗体検査の結果、十分な抗体があると判定された方は、抗体検査で終了となります。
- 各医療機関によってワクチン在庫状況は異なりますので、必ず事前に各医療機関にご確認ください。
風しん抗体検査/予防接種実施医療機関一覧(大田原市内)[PDF:262KB] - 市外の医療機関での抗体検査/予防接種をご希望の場合は、厚生労働省ホームページをご参照ください。
厚生労働省:風しん抗体検査・風しん第5期定期接種受託医療機関(外部サイト)
回数・自己負担額
- 風しん抗体検査 1回・無料
- 風しん定期予防接種 1回・無料(予防接種は、風しん抗体検査の結果、十分な抗体がないと判定された方のみが対象となります。)
関連リンク
厚生労働省:風しんの追加的対策について(外部サイト)
国立感染症研究所:風しんについて(外部サイト)
栃木県感染症情報センター(外部サイト)
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