公開日 2023年04月01日
大田原市は、小児の感染症予防対策として、おたふくかぜ予防接種を市が行政措置として行う法定外の予防接種と位置づけ、費用を一部助成しています。
予防接種スケジュールも含めて、かかりつけ医とよくご相談ください。
おたふくかぜとは
おたふくかぜはムンプスウイルスによって起こる急性疾患で、飛沫感染後、増殖したウイルスが全身に広がり各臓器に病変を起こします。耳下腺の腫れを特徴とするため「流行性耳下腺炎」とも呼ばれます。合併症として無菌性髄膜炎がみられ、後遺症として感音性難聴があります。予防接種による予防が重要です。
対象者
1歳以上未就学の幼児で、おたふくかぜにかかったことがなく、おたふくかぜ予防接種を受けたことのない幼児
接種費用
- 1回 5,200円(市の助成額 2,600円 保護者の自己負担額 2,600円)
- 保護者の方は、医療機関の窓口で、2,600円をお支払いください。
- 助成回数は1回です。
持ち物
- 母子健康手帳
- 予診票は、医療機関にあります。
受け方
事前に医療機関に予約をして、予防接種を受けてください。実施医療機関については、法定外予防接種のお知らせ記事内「令和5年度予防接種実施医療機関一覧(こども)」をご覧ください。
実施医療機関一覧以外の医療機関での接種希望の場合には、必ず接種前に市へお問い合わせください。
16歳未満の子を保護者(親権者又は後見人)以外が連れて行く場合
予防接種の際は、原則保護者(親権者又は後見人)の同伴が必要です。
予防接種を希望している日に保護者が特段の理由で同伴できない場合、予防接種を受ける者の健康状態を普段より熟知する親族等で委任を受けた適切な者が同伴することで、予防接種を受けることができます。その場合、保護者が予め「予防接種時の同伴に係る委任状」を記載の上、接種日当日に医療機関にお持ちください。
副反応について
重大な副反応
- ショック、アナフィラキシー
- 無菌性髄膜炎
- 急性散在性脳髄膜炎(ADEM)
- 脳炎・脳症
- 血小板減少性紫斑病
- 難聴
- 精巣炎
- 急性膵炎
その他の副反応
- 過敏症(発疹、じんましん、紅斑など)
- 全身症状(2から3週間後に発熱、耳下腺腫脹、嘔吐などを認めることがあるが、これらは自然感染に比べ軽症であり、一過性で数日中に軽減する)
- 接種部位に発赤、腫脹を認めることがあります。
予防接種を受けることができない方
- 明らかな発熱を呈している幼児(37.5℃以上)
- 重篤な急性疾患にかかっていることが明らかな幼児
- 本剤の成分によって、アナフィラキシーを呈したことが明らかな幼児
- 明らかに免疫機能に異常のある疾患を有する幼児及び、免疫抑制をきたす治療をしている幼児
- その他、予防接種を行うことが不適当な状態にある幼児
予防接種を受ける時、医師とよく相談しなければならない方
- 心臓血管系疾患、腎臓疾患、肝臓疾患、血液疾患、発育障害等の基礎疾患を有する幼児
- 予防接種で接種後2日以内に発熱の見られた幼児及び全身性発疹等のアレルギーを疑う症状を呈したことがある幼児
- 過去にけいれんの既往のある幼児
- 過去に免疫不全の診断がされている幼児及び近親者に先天性免疫不全症の者がいる幼児
- 本剤の成分に対してアレルギーを呈するおそれのある幼児
接種後の注意
- 接種後の入浴は差し支えありませんが、接種部位を清潔にして、こすらないようにしましょう。
- 接種後の健康監視に留意し、局所の副反応や体調の変化、さらに高熱等の異常な症状を呈した場合には速やかに医師の診断を受けましょう。
健康被害について
- おたふくかぜ予防接種は、行政措置として行う法定外の予防接種となりますので、万が一健康被害が起きた場合は「大田原市予防接種事故災害補償規則」により対応いたします。
お問い合わせ
健康政策課
健康政策係(予防接種・感染症)
住所:栃木県大田原市本町1丁目4番1号 本庁舎3階
TEL:0287-23-8975
FAX:0287-23-7632
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