公開日 2025年10月01日
日本脳卒中協会では、脳卒中に関する理解を高めることを目的として、毎年10月の1か月間を「脳卒中月間」としています。また、世界脳卒中機構が10月29日は「世界脳卒中デー」と定めています。
脳卒中とは
人間の身体の働きを中枢で統括している「脳」の血管が、詰まったり破れたりすることで、急に脳の一部の働きが悪くなり、それによって急に身体の働きが悪くなる病気です。脳卒中には、血管が詰まっておこる「脳梗塞」、血管が破れておこる「脳出血」と「くも膜下出血」の3つがあります。
脳卒中の症状
- 片方の手足、顔半分の麻痺、しびれが起こる
- 呂律が回らない、言葉が出ない、他人の言うことが理解できない
- 力はあるのに立てない、歩けない、フラフラする
- 片方の目が見えない、物が二つ見える、視野の半分が欠ける
- 経験したことのない激しい頭痛がする
脳卒中のチェック方法
- 顔(Face):「イー」と言ってみる。口の片側しか上がらなかった場合、異常となります。
- 腕(Arm):前へならえをする。どちらかが下がると異常となります。
- 言葉(Speech):簡単な言葉を言ってみる。呂律が回らなければ異常です。
脳卒中のチェック方法については公益社団法人日本脳卒中協会ホームページ「動画で学ぶ脳卒中」(外部サイト)をご確認ください。
上記3つと「発症時刻の確認と時間の勝負(Time)」の頭文字を合わせて、「FAST」と読んでいます。3項目のうち、1つでも該当する場合は脳卒中の可能性が高いです。すぐに救急車を呼ぶか、専門病院を受診することが大切です。
脳卒中予防10ヶ条 2025
- 手始めに 高血圧から 治しましょう
- 糖尿病 放っておいたら 悔い残る
- 不整脈 見つかり次第 すぐ受診
- 予防には たばこを止める 意志を持て
- 飲むならば なるべく少なく アルコール
- 高すぎる これコレステロールも 見逃すな
- お食事の 塩分・脂肪 控えめに
- 体力に 合った運動 続けよう
- 万病の引き金になる 太りすぎ
- 脳卒中 起きたらすぐに 病院へ
参考
公益社団法人 日本脳卒中協会 脳卒中について
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