公開日 2025年10月31日
栃木県ノロウイルス食中毒予防推進期間
- 令和7年11月1日から令和8年3月31日まで
栃木県では、11月1日から翌年3月31日までを「栃木県ノロウイルス食中毒予防推進期間」と定め、ノロウイルス食中毒の危険性が高まった時期に「栃木県ノロウイルス食中毒特別警戒情報」が発信されます。
ノロウイルスによる感染性胃腸炎や食中毒は、一年を通して発生していますが、特に冬季に流行します。11月くらいから発生件数は増加しはじめ、12月から翌年1月が発生のピークになる傾向があります。
ノロウイルス感染症の特徴と主な症状
特徴
感染力が非常に強く、ごく少数のウイルスで感染します。
潜伏期間
感染から発症までおおむね24時間から48時間。
主な症状
吐き気、嘔吐、下痢、腹痛、微熱などが1日から2日間続きます。
感染しても症状のない場合や、軽い風邪のような症状の場合もあります。
感染経路
このウイルスの感染経路はほとんどが経口感染(食品、糞口)で、次のような感染様式があると考えられています。
人から食品、食品から人へ
- 感染した人が調理などをして、食品を介して感染します。(症状がなくても感染していることがあります。)
下痢や嘔吐などの症状があるときは、絶対に食品を取り扱わないようにしましょう。
食品から人へ
- ウイルスが蓄積した二枚貝(生カキ)などを十分に加熱しないで食べることで感染します。
加熱用の食品はしっかり加熱するようにしましょう。
人から人へ
- 感染した人が使用したトイレなど、汚染された施設に触れた手を介して口からウイルスを取り込むことで感染します。
- ウイルスを含んだ便や、嘔吐物の処理が不適切な場合、ほこりやチリとともにウイルスが舞い上がり、それを吸い込むことで感染します。
適切な方法で清掃および消毒を行い、ウイルスを広げないようにしましょう。
感染予防対策
ウイルスによる食中毒予防の4原則
- ウイルスを調理場内に「持ち込まない」
- 食べ物や調理器具にウイルスを「ひろげない」
- 食べ物にウイルスを「つけない」
- 付着してしまったウイルスを加熱して「やっつける」
どうやって食中毒を予防する?
感染予防の基本は『手洗い』です。洗い残しのない手洗いを心がけましょう。
- 石けんなどを十分に泡立てて、手を洗う(石けんなどは、手の脂や汚れを落とすことで、ウイルスを洗い流しやすくします)
- 調理器具は、洗剤と流水でよく洗ってから85℃以上で1分以上の加熱又はこれと同等の効果を有する方法(次亜塩素酸ナトリウム液200ppmなどの消毒剤等)で殺菌する
- 二枚貝を含む食品は十分に加熱してから食べる(中心部が85から90℃で、90秒以上の加熱が必要です)
- 下痢やおう吐等の胃腸炎症状があるときには、食品に直接ふれる作業は避ける
- 感染源になりやすいトイレは、清掃消毒を実施して衛生的に管理する

食品を取扱う方々へ
以下のリーフレットをご参照ください。

関連リンク(外部サイト)
お問い合わせ
健康政策課
健康政策係(予防接種)
住所:栃木県大田原市本町1丁目4番1号 本庁舎3階
TEL:0287-23-8975
FAX:0287-23-7632
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