公開日 2024年11月25日
新型コロナウイルス感染症と季節性インフルエンザが同時に流行する可能性がありますので、
ワクチン接種・新型コロナ抗原定性検査キット・解熱鎮痛薬などの準備をして事前に備えましょう。
今般、新型コロナウイルス感染症をはじめとした呼吸器感染症の脅威が再認識されています。
マスク着用を含む咳エチケット、手洗い・手指消毒、換気など基本的な感染対策を心がけましょう。
新型コロナウイルス感染症・季節性インフルエンザそれぞれの症状
季節性インフルエンザは流行性があり、いったん流行が始まると、短期間に多くの人へ感染が拡がります。例年12月から4月が流行シーズンです。
呼吸器感染症 | 新型コロナウイルス | 季節性インフルエンザ |
---|---|---|
原因ウイルス |
新型コロナウイルス |
インフルエンザウイルス |
潜伏期間 | 1日から7日(中央値2日から3日) | 1日から7日(多くは3日から4日) |
感染経路 | 飛沫感染、エアロゾル感染、接触感染 | 飛沫感染、接触感染 |
症状の特徴 | のどの痛み、鼻水、鼻づまり、倦怠感、発熱、筋肉痛など |
38℃以上の発熱、頭痛、関節痛、筋肉痛、全身倦怠感等の症状が比較的急速に現れるのが特徴です。 |
重症化など |
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お子様ではまれに急性脳症を、高齢の方や免疫力の低下している方では二次性の肺炎を伴うなど、重症になることがあります。 |
一般的なウイルス排出期間 | 発症2日前から発症後7日から10日間は、ウイルスを排出しているといわれています。 | 発症前日から発症後3日から7日間は鼻やのどからウイルスを排出するといわれています。 |
流行時期 | 秋冬頃 | 例年12月から4月頃 |
「重症化」を予防するワクチン接種をご検討ください
ワクチン接種の最も大きな効果は、「重症化」を予防することです。
予防接種を受ける方には、予防接種による感染症予防の効果と副反応のリスクの双方について理解した上で、自らの意志で接種を受けていただいています。受ける方の同意なく、接種が行われることはありません。
予防接種を希望する方で、基礎疾患等をお持ちの方は、あらかじめ主治医と相談しましょう。
- 新型コロナワクチン
新型コロナウイルス感染症にかかった場合の、入院や死亡などの重症化を予防する、重症化予防効果が認められたと報告されています。 - インフルエンザワクチン
インフルエンザワクチンの予防接種には、発症をある程度抑える効果や、重症化を予防する効果があり、特に高齢者や基礎疾患のある方など、罹患すると重症化する可能性が高い方には効果が高いと考えられます。
市では高齢者を対象に、定期接種を実施しています。
詳細は、「令和6年度新型コロナワクチン接種」、「高齢者インフルエンザ予防接種」をご確認ください。
併せて、厚生労働省「新型コロナウイルスに関するQ&A(一般の方向け)」、「令和6年度インフルエンザQ&A」(外部サイト)をご参照ください。
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感染予防対策
基本的な感染対策をお願いします。
感染予防には、「マスク着用を含む咳エチケット」「換気」「手洗い・手指消毒」などの基本的な感染対策が有効です。
コロナウイルスは熱及びアルコールに弱いことがわかっています。また、新型コロナウイルス感染症に対する基本的な感染対策は、インフルエンザ対策としても有効です。
詳しくは、厚生労働省ホームページ「新型コロナウイルスの消毒・除菌方法について(厚生労働省・経済産業省・消費者庁特設ページ)」(外部サイト)をご参照ください。
発熱などの体調不良時にそなえて、準備しておきましょう
- 新型コロナ検査キット(抗原定性検査キット)【国が承認したものを使いましょう。】
- 解熱鎮痛薬
- 生活必需品(体温計、日持ちする食料など)
厚生労働省「新型コロナウイルス感染症を診断するための検査にはどのようなものがありますか。」(外部サイト)
日本薬剤師会「新型コロナ検査キット取扱い薬局情報 」(外部サイト)
その他の呼吸器感染症にも注意しましょう
結核
結核は、今でも年間10,000人以上の新しい患者が発生し、1,500人以上が命を落としている日本の代表的な感染症の1つです。
早期発見が重要です。せき、たんが2週間以上続いたり、微熱や体のだるさが続いたりする場合は、早めに医療機関を受診しましょう。
厚生労働省ホームページ「結核(BCGワクチン)」、栃木県ホームページ「結核について」(外部サイト)をご参照ください。
呼吸器感染症【厚生労働省ホームページ(外部サイト)】
- マイコプラズマ肺炎(頑固なせきをともなう呼吸器感染症で、小児や若い人の肺炎の原因として比較的多い。)
- 高齢者の肺炎球菌ワクチン(日本人の約3~5%の高齢者では鼻や喉の奥に菌が常在しているとされます。)
- RSウイルス感染症Q&A(発熱、鼻汁などの軽い風邪様の症状から重い肺炎まで様々です。)
相談窓口
感染症・予防接種相談窓口
感染症・予防接種に関する厚生労働省の電話相談窓口を設置しています。
令和6年10月1日から電話番号が変わりました。
<感染症・予防接種相談窓口>
電話番号:0120-469-283(フリーダイヤル)
対応言語:日本語のみ
受付時間:平日午前9時から午後5時まで(土曜、日曜、祝日、年末年始は除く)