公開日 2025年02月07日
身近な呼吸器感染症には、新型コロナウイルス感染症や季節性インフルエンザ、RSウイルス感染症、細菌性肺炎などがあります。呼吸器感染症の多くは、感染した人が咳やくしゃみをすることで飛んだ病原体を含む飛沫を吸い込むことで感染します。感染を広げないために、咳やくしゃみをするときにはマスク、ティッシュ、ハンカチ、袖などで鼻と口を覆いましょう。
一般的な呼吸器感染症
以下の厚生労働省ホームページ(外部サイト)をご確認ください。
- 令和6年度インフルエンザQ&A
「一般のかぜ症候群」とは分けて考えるべき「重くなりやすい疾患」です。 - 新型コロナウイルスに関するQ&A(一般の方向け)
主に鼻やのど、気管、肺などの臓器(呼吸器)に感染し、インフルエンザや風邪に似た症状を引き起こします。 - マイコプラズマ肺炎
頑固なせきをともなう呼吸器感染症で、小児や若い人の肺炎の原因として比較的多いです。 - A群溶血性レンサ球菌咽頭炎(溶連菌:ようれんきん)
乳幼児では咽頭炎、年長児や成人では扁桃炎が現れます。 - 5種混合ワクチン「百日せき」
百日せきは百日咳菌によって発生します。名前のとおり激しい咳をともなう病気です。
結核にも注意しましょう
結核
結核は、今でも年間10,000人以上の新しい患者が発生し、1,500人以上が命を落としている日本の代表的な感染症の1つです。
早期発見が重要です。せき、たんが2週間以上続いたり、微熱や体のだるさが続いたりする場合は、早めに医療機関を受診しましょう。
詳しくは、厚生労働省ホームページ「結核(BCGワクチン)」、栃木県ホームページ「結核について」(外部サイト)をご確認ください。
感染予防対策
基本的な感染対策
感染症対策の基本は、「マスク着用を含む咳エチケット」「換気」「手洗い・手指消毒」などです。外出先からの帰宅時や調理の前後、食事前など、こまめに手を洗いましょう。また、感染を広げないために、咳やくしゃみをするときにはマスク、ティッシュ、ハンカチ、袖などで鼻と口を覆いましょう。また、流行時には、感染者との密接な接触、手洗い・顔ふきタオルの共有は避けましょう。
外出先からの帰宅時、調理の前後、食事前など手を洗いましょう。
流水による石けんやハンドソープでもみ洗いし、ハンカチ等の共有は避けましょう。
詳しくは、厚生労働省ホームページ「新型コロナウイルスの消毒・除菌方法について(厚生労働省・経済産業省・消費者庁特設ページ)」(外部サイト)、厚生労働省ホームーページ「感染対策・健康や医療相談の情報」(外部サイト)をご参照ください。
ワクチンで防げる感染症
症状が重くなりやすいご高齢の方や一定の基礎疾患のある方に実施
- 季節性インフルエンザ
インフルエンザワクチンによって、重症な肺炎などにかかることを予防できます。 - 新型コロナウイルス感染症
新型コロナワクチンは、新型コロナ感染症による入院などの重症化を予防する効果が報告されています。 - 肺炎球菌感染症
高齢者に対する肺炎球菌ワクチンによって、重症な肺炎などにかかることを予防できます。
こどもの予防接種を実施
- 百日せきなど
5種混合ワクチンによって、ポリオ、百日せき、破傷風、ヒトインフルエンザ菌感染症(Hib感染症)、ジフテリアのような重篤な疾患の予防ができます。生後2か月から初回の接種を行い、一定期間を経て追加の接種を行います。 - 結核
BCGワクチンによって、結核による重篤な感染症の予防ができます。生後5か月になったら1回接種を行います。
厚生労働省相談窓口
感染症・予防接種相談窓口
インフルエンザをはじめとした感染症の一般的予防方法、流行状況や予防接種の意義、有効性、副反応等に関する国民の皆様の疑問に的確に対応するため、「感染症・予防接種相談窓口」を開設しています。
電話番号:0120-469-283(フリーダイヤル)
受付時間:平日午前9時から午後5時まで(土曜、日曜、祝日、年末年始は除く)
関連リンク
厚生労働省ホームページ「急性呼吸器感染症(ARI)」(外部サイト)