公開日 2024年01月01日
地籍調査事業は、国土調査法が昭和26年に制定され、同年11月から全国で実施されています。
現在、登記所に備え付けられている土地に関する記録の多くは、明治時代の地租改正によって作られた地図(公図)を基にしたもので、測量技術が未発達だったため、土地の実態を正確に表しているとは言えません。
地籍調査とは、現在の高度な測量技術によって、一筆ごとの土地について、その所有者、地番及び地目の調査並びに境界及び地積に関する測量を行い、その結果を地図(地籍図)及び簿冊(地籍簿)に作成する土地の基礎調査のことです。
これらの成果(地籍図・地籍簿)は、法務局に送付され、登記所備え付けの地図や登記簿が書き改められることになります。
関連リンク
国土交通省「地籍調査Webサイト」(外部サイト)
地籍調査はこんなことに役立ちます
土地のトラブル防止に役立ちます
土地の境界が不明確であると様々なトラブルが発生しがちですが、地籍調査により土地の境界や地積がはっきりすれば、そのようなトラブルを未然に防止することにつながります。
土地取引の円滑化に役立ちます
地籍調査により、正確な土地の情報が登記簿に反映されますので、登記の信頼性が高まり、安心して土地取引ができるようになります。
街づくりに役立ちます
地籍調査の成果を基礎データとして利用することで、都市計画図等の作成が容易になり、きめ細やかな計画の立案が可能になります。
公共事業の円滑化に役立ちます
道路、下水道の整備や河川改修等を実施する際、事前調査や測量に多大な時間と労力を費やすことがありますが、地籍調査によりこれらの作業を簡略できるので、公共事業のコスト削減や円滑な実施に寄与します。
災害の復旧に役立ちます
万が一、地震、火山噴火、土砂崩れ、水害等の災害が起きてしまっても、地籍調査により個々の土地が地球上の座標値で測量されていれば、元の土地の位置を容易に復元できるため、迅速に復旧作業を進めることができます。
地籍調査の実施状況
本市では、昭和44年(昭和49年から昭和61年まで休止)から地籍調査を実施しております。
現在は、令和2年度を初年度とする第7次十箇年計画に基づき事業を実施しています。
地籍調査成果の交付
地籍調査を実施した地区について、地籍調査の成果の写し等の交付を行っています。
詳細につきましては、下記の地籍調査成果の交付をご覧ください。
令和5年度から調査を実施する地区
令和5年度から下記の地区及びスケジュールにより地籍調査事業を実施いたします。詳細については、添付ファイルをご覧ください。
- 花園Ⅰ・親園Ⅰ地区(花園及び親園地区の一部)花園Ⅰ・親園Ⅰ調査区域図[PDF:280KB]
- 令和5年度から令和10年度まで(6か年)花園Ⅰ・親園Ⅰスケジュール[PDF:78.3KB]
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