公開日 2024年03月25日
特定保健指導
特定保健指導は高齢者の医療の確保に関する法律の下、下記の目的のため40歳から74歳の方に実施することが保険者に義務付けられています。
- 生活習慣病に移行させないこと
- 受診者自身が健診結果を理解して身体の変化に気づき、自らの生活習慣を振り返り生活改善するための行動目標を設定すること
- 自ら実践できるよう支援すること
このような目的のため、約3か月程度の保健指導におつきあいいただくことが基本となります。
こちらのからだの未来予想図[PDF:292KB] では、特定健診での各検査項目の基準値の意味と将来的な健康障害とのつながりを確認することができます。
特定保健指導の対象者
特定保健指導の対象者は、40歳から74歳の大田原市国民健康保険に加入されている方で、特定健康診査の結果、下記のように分けられます。
情報提供
健診受診者に対して結果を送付する際、各対象者の特性に応じたパンフレット等により、情報を提供します。
動機付け支援
保健師、管理栄養士等の個別指導を行い、生活習慣の改善のための行動目標を立て、対象者自らが生活習慣改善のための行動計画を設定します。
原則として1から2か月後に継続支援を行い、3か月経過後に実績の評価を行います。
積極的支援
保健師、管理栄養士の指導により、初回面談等で生活習慣の改善のための行動目標を立て、対象者自らが生活習慣改善のための行動計画を設定します。
その後原則3か月間、策定した行動計画を対象者が自主的かつ継続的に行えるよう、指導者が複数回の面談等を行って支援します。
継続支援終了後、実績の評価を行います。
特定保健指導の区分方法
ステップ1 内臓脂肪蓄積リスクの判定
腹囲またはBMIで内臓脂肪蓄積のリスクを判定します。
(1)腹囲 男性85cm以上、女性90cm以上
(2)腹囲(1)以外 かつ BMI25以上
(3)上記以外の方⇒情報提供
(注意)BMI(ボディマス指数) 体重(kg)÷身長(m)÷身長(m)
ステップ2 追加リスクの判定
- 血圧高値 収縮期血圧130mmHg以上 または 拡張期血圧85mmHg以上
- 脂質異常 中性脂肪150mg/dl以上 または HDLコレステロール40mg/dl未満
- 血糖高値 空腹時血糖 100mg/dl以上 または HbA1c(NGSP)5.6%以上
- 喫煙歴 1から3のうち1つ以上が該当する場合のみカウント
ステップ3 保健指導対象者のグループ分け
ステップ1で(1)の方
ステップ2で該当する項目が2つ以上 積極的支援
ステップ2で該当する項目が1つ 動機付け支援
ステップ2で該当する項目が0 情報提供
ステップ1で(2)の方
ステップ2で該当する項目が3つ以上 積極的支援
ステップ2で該当する項目が1つまたは2つ 動機付け支援
ステップ2で該当する項目が0 情報提供
ステップ4 保健指導の対象とならない方
65歳以上75歳未満の方は、積極的支援に該当する場合でも、生活の質の低下を防ぎつつ生活習慣の改善を図るため、動機付け支援になります。
血圧、脂質、血糖で服薬中の方は主治医から保健指導を受けるため、特定保健指導の対象となりません。
特定保健指導の方法
面談、訪問、電話、メール等、ご自身の希望する方法で受けることができます。
実績の評価については上記のほか、郵送で行うことがあります。
費用
無料
お問い合わせ
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