大田原市地域クラブ活動等の環境整備(学校部活動の地域連携・地域移行)

公開日 2025年12月26日

  1. 【地域での「環境整備」の項目】
  2. 【学校の「部活動改革」の項目】

環境整備の基盤となる学校部活動の「地域連携・地域移行」とは

 「学校部活動の地域連携・地域移行」とは、これまで学校の教員が担当していた学校部活動の指導を地域クラブや団体などに移行させる取組です。具体的には、平日や休日に教員が顧問として指導してきた運動部活動や文化部活動の指導を地域団体(クラブ)に委ねたり、学校部活動に地域の指導者を招いたりすることで、生徒の活動の機会を確保しつつ、教員の負担軽減を図る目的があります。

 国(スポーツ庁・文化庁)の方針

 国は令和2年に「令和5年度から休日における学校部活動を段階的に地域に移行する」との方針を示し、令和4年に部活動の地域移行に関する「総合的なガイドライン」を示しました。このガイドラインでは、公立中学校における部活動の地域連携並びに地域の運営団体・実施主体による地域スポーツクラブ活動及び地域文化クラブ活動への移行に取り組むこととしています。

総合的なガイドライン

スポーツ庁・文化庁ホームページ「学校部活動及び新たな地域クラブ活動の在り方等に関する総合的なガイドライン(概要)」(外部サイト)                           

スポーツ庁室伏(前)長官のメッセージ動画

運動部活動改革~「学校部活動及び新たな地域クラブ活動の在り方等に関する総合的なガイドライン」の策定~(YouTube動画)(外部サイト)

県(栃木県教育委員会)の方針

移行プランの策定

 県の策定したプランである「とちぎ部活動移行プラン~公立中学校の部活動を地域クラブ活動へ~」は、公立中学校の生徒が将来にわたりスポーツ・文化芸術活動に継続して親しむことができる機会を確保する観点に立ち、まずは休日の学校部活動を地域クラブ活動として実施できるよう環境を整備するために策定され、休日における学校部活動の地域移行を進めるための計画として位置づけられました。

栃木県教育委員会ホームページ「とちぎ部活動移行プラン~公立中学校の部活動を地域クラブ活動へ~」(外部サイト)

プランの期間

 令和5年度から令和7年度までの3か年間。

基本目標

 生徒が主体的に多様なスポーツ・文化芸術活動に親しむことができる環境づくりに取り組みます。

活動目標

 令和7年度までに、全ての公立中学校の休日の部活動を1つ以上、地域クラブ活動に移行することを目指します。

大田原市の方針(国・県の方針等を受け)

活動目標

 「令和7年度中に、市内全8中学校の休日の部活動を1つ以上、地域クラブ活動に移行することを目指します。」
 (留意事項:本市の場合、令和7年9月現在、この方針に関して全中学校で見通しが立っております。)

具体的取組(令和5年度から令和7年度まで)

 目標実現のため、令和5年度から令和7年度までの3か年間で、以下の3つの取組を中心に行っております。
(留意事項:本市も、部活動の教育的意義を継承・発展できるよう留意して取り組んでおります。)

  1. 「大田原市立中学校部活動地域クラブ活動推進協議会」(後述説明)を設置し、地域連携・地域移行に取り組みます。
  2. 市内中学校及び地域の関係機関・団体等の実態把握に取り組みます。
  3. 本市の生活環境を考慮した、独自の方針(ガイドライン)(後述説明)を作成します。

関係資料 「本市の状況」関連

本市の部活動改革《中学校部活動の地域連携・地域移行》の普及・啓発資料(リーフレット)

本市の普及・啓発資料(表)
本市の普及・啓発資料(裏)

参考資料 「地域連携・地域移行」関連

スポーツ庁発行

(留意事項:以下のリンクは「スポーツ活動」のものとなります。)

栃木県教育委員会発行

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1「地域での環境整備」の取組

「大田原市学校部活動及び新たな地域クラブ活動の在り方等に関する方針」の作成

 本方針は、少子化の中でも将来にわたり、生徒がスポーツ・文化芸術活動に継続して親しむことができる機会を確保することを目指し、学校部活動が生徒にとって、望ましいスポーツ・文化芸術環境となるよう、適正な運営や効率的・効果的な活動の在り方について示すとともに、新たな地域クラブ活動を整備するために必要な対応について、市の考え方を示すものです。したがって、学校部活動や地域クラブ活動は、この方針に基づいて運営や活動を行っております。

関係資料 「国・県・市の地域連携・地域移行の方針」関連

「中学校部活動地域クラブ活動推進協議会」(通称:地域クラブ協議会)の設置

 設置に関し、次に掲げる事項を所掌しています。

  1. 大田原市立中学校部活動の地域クラブ活動への移行に関する事項
  2. 地域クラブ活動の運営方法等に関する事項
  3. 教育委員会が部活動の地域クラブ活動への移行に関し必要と認める事項

関係資料 「部活動地域クラブ活動推進協議会」関連

会議資料 「部活動地域クラブ活動推進協議会」関連(令和5年10月結成)

  1. 令和5年度 第1回推進協議会 令和5年10月12日[PDF:11.1MB]
  2. 令和5年度 第2回推進協議会 令和6年1月12日[PDF:7.09MB]
  3. 令和6年度 第1回推進協議会 令和6年5月28日[PDF:2.38MB]
  4. 令和6年度 第2回推進協議会 令和6年10月7日[PDF:1.56MB]
  5. 令和6年度 第3回推進協議会 令和7年2月3日[PDF:8MB]
  6. 令和7年度 第1回推進協議会 令和7年6月3日[PDF:15.3MB]
  7. 令和7年度 第2回推進協議会 令和7年10月23日[PDF:3.25MB]

部活動の受け皿となる「大田原市(認定)地域クラブ活動の団体登録」

 令和6年度から中学校部活動の地域移行の受け皿となるクラブ活動の団体登録を行っています。その登録は、クラブ活動の運営や活動を支援するものであり、スポーツ庁の「ガバナンスコード」や「大田原市学校部活動及び新たな地域クラブ活動の在り方に関する方針」等に沿った運営方針を条件としています。令和7年12月現在、団体登録を受け付けておりますが、今後、認定条件に基づき要件審査の上「認定団体」となる予定となります。(留意事項:文化芸術活動のガバナンスコードは、「スポーツ活動」のガバナンスコードを「文化芸術活動」と読み替えていただいております。)

関係資料 「市(認定)地域クラブ活動」の団体登録関連

「大田原市地域クラブ活動指導者人材バンク」の設置

 部活動の地域移行としての受け皿となる地域クラブ活動等の指導者を確保するため「大田原市地域クラブ活動指導者人材バンク」を設置しています。その目的は、地域において地域クラブ活動等の指導にご協力いただける地域の人材(指導者)等を発掘・登録し、指導者を必要とする地域クラブ活動及び学校等の求めに応じ、その情報を提供することを目的としています。
 登録申請された情報は、条例(「大田原市個人情報の保護に関する法律施行条例」)に基づき市ホームページ上に公開し、閲覧した地域クラブ活動及び学校等が、求める人材の条件と合致したときに市教育委員会(学校教育課)に情報の提供を求め、市教育委員会は、個人情報の提供に同意が得られた人材の連絡先等の情報を提供するものです。栃木県教育委員会も同様の「栃木県部活動指導員・地域クラブ活動指導者バンク」を設置しておりますが、このバンクは「市単独の人材バンク」となっております。
 現在も、随時、指導者を募集しております。希望がありましたら奮ってご登録ください。なお、すでに指導先(指導する地域クラブ活動等)が決まっている指導者の方は、あらためての登録の必要はありません。

関係資料 「大田原市地域クラブ活動指導者人材バンク」関連

参考資料

(留意事項:「大田原市地域クラブ指導者人材バンク」で条件が合致しない場合⇒第一に、栃木県の「人材バンク」、第二に、大田原市「輝きバンク」を参考にご確認ください。)

「大田原市地域クラブ活動指導者人材バンク」では、求める人材がいない場合

【まず、こちらをご確認ください】⇒栃木県教育委員会ホームページ「栃木県部活動指導員・地域クラブ活動指導者バンク」(外部サイト)

「登録指導者一覧」の「別表1【運動部・スポーツ活動】」「別表2【文化部・文化芸術活動】」をご確認ください。
(留意事項:ご利用の場合は、栃木県健康体育課(電話028-623-3415)にお問い合わせください。)

【条件が合わない場合】⇒生涯学習課の「輝きバンク」を参考としてご確認ください。

(注意事項:上記「市の輝きバンク」をご利用の場合、生涯学習課(電話0287-23-2100)にお問い合わせください。)

地域スポーツクラブ活動体制整備事業(スポーツ庁) 通称:「実証事業」

 市教育委員会では、休日の部活動の地域移行に関する体制整備のため、令和6年度からスポーツ庁の実証事業を希望し実施している「市認定地域クラブ活動」があります。それらの地域クラブ活動の「運営主体」は、「総合型スポーツクラブ」や「地域のクラブチーム」、そのほか「市教育委員会」も想定されています。その地域クラブ活動は、休日の「地域スポーツ活動」について、学校以外のクラブ(団体)活動が活動を行った場合を対象としており、将来的に「自己運営」できる地域クラブ活動となる事を目指しています。
(留意事項:市教育委員会では、令和8年度「地域文化クラブ活動体制整備事業(文化庁)」の実証事業を検討しております。)

関係資料 本市の「地域クラブ実証事業」関連(報告書まとめ・計画書まとめ等)

令和6年度
  1. 「大田原ジョイフルスポーツクラブ」若草中女子バスケットボール部
  2. 「大田原ジョイフルスポーツクラブ」金田北中バレーボール部
令和7年度(令和7年9月現在)
  1. 「REDカールズSBC」金田北中ソフトボール部
  2. 「大田原ジョイフルスポーツクラブ」若草中女子バスケットボール部
  3. 「大田原南剣道クラブ」大田原中剣道部・親園中剣道部・野崎中剣道部
  4. 「大田原北剣道クラブ」金田北中剣道部・金田南中剣道部
  5. 「FC黒羽」金田南中サッカー部
  6. 「黒羽ソフトボールクラブ」黒羽中ソフトボール部
  7. 「湯津上柔道教室」湯津上中柔道部

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2「学校の部活動改革」の取組

拠点校部活動

 生徒数の減少により、生徒の興味・関心に応じた持続可能な部活動の設置と運営に困難が生じていることから、本市では「拠点校部活動」を実施しています。在籍する中学校に希望する部活動が設置されていない場合に、拠点校として指定された中学校が、希望生徒を受け入れる方式の部活動です。
 対象生徒は、在籍する中学校で授業を受け部活動のみ拠点校での活動ができます。(拠点校への移動は、原則保護者の協力が必要となります。)希望がある場合は、在籍する中学校に相談することになっております。ご相談は、年間を通じ各中学校で受け付けております。

関係資料 「拠点校部活動」関連

中学校部活動指導員の配置

 中学校の部活動において、専門的な知識・技能を有する「部活動指導員」を配置することにより、部活動の充実、活性化及び教職員の負担軽減を図る取組です。身分は「大田原市会計年度任用職員」とし、職務は、教育委員会及び配置校の校長の指揮・監督の下に業務を行う。令和7年度は、6中学校で8名を配置(6月現在)しております。業務内容は、実技指導・安全に関する指導・大会等の引率・指導計画の作成・怪我等への対応等9項目(学校との相談)あります。

関係資料 「中学校部活動指導員」関連

合同(チーム)部活動

 合同(チーム)部活動とは、複数の学校が協力して一つの部活動を運営し、同じ施設や指導者で活動する部活動です。少子化や部活動の継続が困難な状況を改善するために、年々増加しています。具体的には、近隣の学校が合同で一つのチームを組み、練習や大会を共同で行う場合や、特定の学校を拠点として他の学校の生徒が参加する場合などが考えられます。なお、「合同チーム」として正式な大会(学校体育連盟主催)に出場する場合には、「参加規程」がありますのでご留意ください。

関係資料 「合同(チーム)部活動」関連

教職員の「兼職兼業」

 本市の中学校は、実情に応じた地域クラブ活動への移行や域部活動(拠点校部活動・合同部活動)に取り組んでいます。そのうえで、教職員が地方公共団体や地域クラブ活動を実施主体とする団体(クラブ)等から報酬を得て指導する場合は、営利企業への従事等の許可や教育に関する兼職等の承認(いわゆる「兼職兼業の許可」)が必要となります。地域クラブ活動等から指導の依頼があったり、地域クラブ活動での指導を希望する場合は本人の意思で校長を経由して、教育委員会に申請し、業務に支障をきたさない程度に、適切に行なうことになっております。

関係資料 教職員の「兼職兼業」関連

市内各中学校の「部活動の方針」等 学校部活動の紹介等

 市内各中学校ホームページへのリンクを掲載します。それぞれの学校の「部活動のコーナー」や「地域クラブのコーナー」をご覧ください。

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ご意見、ご感想、ご要望等

 以下の連絡先にお問い合わせください。

内容 担当課 電話番号
学校教育(部活動)等に関する環境整備 学校教育課 0287-23-3125
地域スポーツクラブ活動等の環境整備 スポーツ振興課 0287-22-8017
地域文化芸術クラブ活動等の環境整備 文化振興課 0287-23-3129
上記以外の生涯教育に係る環境整備 生涯学習課 0287-23-2100

 次のサイトに「よくある質問」がまとめられていますので参考としてください。
《参考》スポーツ庁・文化庁ホームページ「地域クラブの環境整備の関係でスポーツ庁・文化庁によくある質問一覧」(外部サイト)

お問い合わせ

学校教育課
学校教育係
住所:栃木県大田原市本町1丁目4番1号 本庁舎4階
TEL:0287-23-3125
FAX:0287-23-3126

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