公開日 2025年02月25日
福利厚生
健康診断
定期健康診断、健康相談、歯科健診などを無料で受けることができます。このほか、ストレスチェックの実施、健康づくり事業等を行っています。
社会保険・年金
栃木県市町村職員共済組合に加入します。短期給付(健康保険)や長期給付(年金)、福祉事業として人間ドックの利用助成、インフルエンザ予防接種の助成、保養施設の利用費助成、資金貸付(住宅、自動車、学資)、共済貯金等を利用することができます。
職員互助会
職員の福利増進と服務能率の向上を図るための互助組織です。結婚祝金、出産祝金、慶弔費、永年勤続祝金、退職慰労金等の給付や、人間ドックの利用助成、芸術鑑賞の助成、生涯学習助成、リフレッシュ宿泊助成等の助成を受けることができます。
災害補償
仕事中、あるいは通勤中などでケガをした場合に、公務災害や通勤災害になります。地方公務員災害補償基金による公務災害補償費が支払われます。
職員の子育て支援制度
職員の子育て支援制度には、産前・産後休暇、妻の出産時休暇、妻の出産時の子の養育休暇、育児休業、育児短時間勤務、部分休業、子の看護休暇があります。
妊娠前後
不妊治療をするとき
不妊治療の通院などで休暇を取得することができます。男性職員、女性職員は問いません。有給の不妊治療休暇(年間5日)のほか、必要と認められる期間の不妊治療休暇制度(無給)を独自に設けています。
妊産婦の健康診査
妊娠中または出産日後1年以内の期間に、保健指導または健康診断を受けるときに有給の休暇を取得することができます。
妊婦の母体・胎児の健康保持
つわりなどの妊娠障がいなどで勤務が困難な場合に、母体や胎児の健康保持を目的に有給の休暇を取得することができます。
出産前後
産前・産後休暇
出産前に最大で6週間、出産後に8週間の有給休暇を取得することができます。
配偶者の出産休暇
男性職員が、妻が出産する場合の入院の付き添い、出産の立ち合いなどのために、有給休暇を2日間取得することができます。
子の養育休暇
男性職員が、妻の出産予定日前後に生まれた子や、他の子ども(生まれた子の兄弟・姉妹)の面倒をみたりする場合などに、5日間を上限に有給休暇を取得することができます。
職場復帰後
育児休業
育児休業は、子どもが3歳になるまで職務に従事しないことができる制度です。近年では男性職員も積極的に取得しています。育児休業中は給与が支払われませんが、市職員が加入する市町村職員共済組合から子どもが1歳になるまでの期間、育児休業給付金が支給されます。
育児休業の取得状況(全部門)
男性職員も積極的に育児休業を取得するよう推進しています。育児休業期間は様々ですが、年々取得率が上昇しています。令和6年度は男性の取得率が91%(暫定)になる見込みです。
承認期間 | 令和6年度 | 令和5年度 | 令和4年度 | 令和3年度 | ||||
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男性 | 女性 | 男性 | 女性 | 男性 | 女性 | 男性 | 女性 | |
1月以下 | 3人 | 1人 | 3人 | |||||
1月超3月以下 | 5人 | 3人 | ||||||
3月超6月以下 | 2人 | |||||||
6月超9月以下 | 1人 | 1人 | ||||||
9月超12月以下 | 3人 | 1人 | 2人 | 3人 | 5人 | |||
12月超24月以下 | 5人 | 5人 | 3人 | 5人 | ||||
24月超 | 2人 | 2人 | 1人 | |||||
合 計 | 10人 | 10人 | 6人 | 9人 | 4人 | 6人 | 11人 | |
男性職員取得率 | 91% | 54% | 40% | 0% |
育児短時間勤務
小学校入学前の子どもを養育するため、法律が定める一定の勤務形態で、希望する日及び時間帯で勤務することができます。男性職員、女性職員を問わず取得することができます。(勤務時間数に応じて給与が減額されます。)
部分休業
小学校入学前の子どもを養育するため、1日の勤務時間のうち一部を勤務しないことができる制度です。男性職員、女性職員を問わず取得することができます。(部分休業した時間に応じて給与が減額されます。)
子の看護等休暇
義務教育終了前までの子がケガや病気などで看護が必要な場合、有給休暇を1年間に5日を上限に取得することができます。令和7年度からは、入園式、入学式、卒業式など、一部の学校行事に参加する場合でも取得することができるようになる予定です。
制度を利用した職員の声
30代 女性職員(2014年採用)【育児休業→部分休業】
2人の子ども、それぞれに約1年間の育児休業後復帰しました。いずれも2時間の部分休業を取得していて、子どもたちの生活リズムを大きく崩すことなく過ごせています。
子どもが1歳の頃に職場復帰しているため、体調を崩したり、夜泣きをしたりで睡眠時間が十分に取れないこともありますが、子どもといる時間と仕事の時間とでメリハリのある生活ができています。何よりも保育園に迎えに行った時の子どもたちが「ママー」と駆け寄ってくる姿がとても可愛くて癒されます。また頑張ろうと思える瞬間です。
子どもが体調を崩して急遽休暇をいただくこともあります。同じ職場に子どもを育てる先輩パパママも多く、ご理解をいただいて勤務できています。
スケジュール | ||
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8:20 | 保育園の登園 (夫が担当) |
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8:30 | 出勤
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12:00 | 昼休憩 | |
13:00 |
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15:15 | 退勤 | |
16:00 | 保育園にお迎え |
40代 男性職員(2005年採用)【部分休業】
第2子が生まれてからは、妻の通勤時間や諸事情により、部分休業制度を利用しています。
子育て支援制度が充実しているおかげで、子の成長を見守りながら離職することなく安心して日々を過ごすことができています。
現在は毎朝ドタバタ慌ただしい時間との戦いをしながら、ピリついた毎日を送っていますが、週末週休日があることで、気持ちにゆとりをもってリフレッシュできています。
突発に子の看護休暇を取ることで職場へ迷惑をかけている罪悪感も、同僚たちの優しい声掛けをもらえることで、心身ともに助けられています。
スケジュール | ||
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6:30 | 妻の見送り | |
7:50 | 幼稚園へ見送り | |
8:30 | 出勤
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12:00 | 昼休憩 | |
13:00 |
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|
16:15 | 退勤 | |
16:45 | 幼稚園へお迎え |
30代 女性職員(2015年採用)【育児休業→部分休業】
育児休業後の復職では、引継ぎ期間に余裕があり、徐々に業務に慣れることができました。
0歳から1歳期は、子の看護から親も体調不良となりやすく、休暇を取ることも多くありましたが、在宅勤務等を活用し乗り切ることができました。
子の生活リズムや睡眠のため、部分休業と昼休憩時間の短縮を利用しています。仕事と育児両立の難しさはありますが、各種制度を活用して将来後悔しない生活ができていると感じています。
スケジュール | ||
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8:15 | 保育園、幼稚園へ送り | |
9:00 | 出勤
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12:00 | 昼休憩 | |
13:00 |
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16:00 | 退勤 | |
16:30 | 保育園、幼稚園にお迎え | |
17:15 | 帰宅 |
40代 女性職員(2007年採用)【育児休業→育児短時間勤務】
2人目を出産後、1年間の育児休業を終えて復帰するにあたり、子育てと仕事の両立に不安を感じたため、育児短時間勤務を取得しました。
複数ある勤務形態から選択し、時間帯も希望できるため、気持ちに余裕ができました。子どもに向き合える時間を大切に過ごしています。
子どもの体調不良の時は急遽子の看護休暇を利用して休むこともあり、職場の方と制度にとても助けられています。
スケジュール | ||
---|---|---|
8:20 | 保育園に見送り | |
9:00 | 出勤
|
|
12:00 | 昼休憩 | |
13:00 |
|
|
14:55 | 退勤 | |
16:00 | 学童保育、保育園にお迎え |
30代 男性職員(2014年採用)【育児休業】
生後4か月から6か月の時期に3か月間育児休業を取得しました。育児休業について所属課の上司や先輩に相談した際には、快く取得を承認していただけて大変ありがたかったです。
常に子どもと一緒に過ごすことで、日々の小さな成長を身近に感じることができ、非常に充実した期間でした。
また、日中に妻か私が子どもの世話や遊び相手をしている間に、もう1人が家事をこなすことができたため、時間的な余裕が生まれたと感じました。その時間を活用して、頻繁に3人で外出したり、離乳食などの勉強をすることができました。
30代 男性職員(2014年採用)【育児休業】
第3子が誕生し、上の2人の子どもの面倒も見つつ、新たな育児をすることになった妻の負担が、あまりにも増大してしまうことから、長子の夏休み期間を挟んで約2か月間育児休業を取得をしました。
育児休業のおかげで授乳中の妻の代わりに、家事を行うことができたり、夏休み中の宿題の面倒を見たり、また上の子どもたちのお昼寝にも付き添うことができるなど、妻の時間的な負担が減少したことで家族全員が以前よりもエネルギッシュに過ごすことができました