高次脳機能障害の理解のために

公開日 2023年03月02日

高次脳機能障害とは

 高次脳機能障害の原因として大きく分けて、ケガと病気があります。

 ケガでは、交通事故などによる脳外傷、病気では、脳梗塞や脳出血などの脳血管障害、その他子どもに多い脳炎や溺れることでおこる低酸素脳症などが原因で、脳が部分的に損傷を受けたためにおこる障害です。

高次脳機能障害の主な症状

  1. 記憶障害
    同じことを何度も尋ねる、物忘れが多い、今日の予定を覚えていない、思い違いが多いなど
  2. 注意障害
    勉強に集中できない、注意がそれやすい、落ち着きがない、声を掛けても気が付かないなど
  3. 遂行機能の障害
    支持しないと行動できない、順序をたてて物事を進められない、動作の手順がわからない、同じ行動ばかりするなど
  4. 社会的行動障害
    急に怒りだしたり、泣き出したりする、思い通りにならないと興奮して暴力をふるったりするなど

 症状は重複していることが多く、個人差があります。外見ではわかりにくく、後天性の障害であることから、ご本人が自分の症状を認識できないこともあるのが特徴で、周りの方から理解されにくい現状です。このため、ご本人やご家族の負担が大きくなっています。

  高次脳機能障害の方が生活しやすくなるためには、周囲の方々の障害に対する理解がないと、誤解やトラブルの原因となります。栃木県総合相談所において、高次脳機能障害支援マニュアルを掲載しておりますので、障害のある方に対するご理解とご協力をお願いいたします。

栃木県総合相談所ホームページ内「高次脳機能障害支援マニュアル」(外部サイト) 

お問い合わせ

福祉課
障害支援係
住所:栃木県大田原市本町1丁目4番1号 本庁舎3階
TEL:0287-23-8954
FAX:0287-23-1389