公開日 2023年03月28日
「チームあゆみ」とは
農業に携わる女性の活躍を支援することを目的に、大田原市農業委員会の女性農業委員4名で令和3年11月に結成したグループです。女性農業者のために女性委員ならではの視点で何かできることはないかと、毎月話し合いをしており、女性のための農機具講習会や農業女子の意見交換会のイベントを企画・開催しています。
メンバー紹介 写真左から
番号 | 氏 名 | 住所地 | 任期数 | 活動班(注) |
---|---|---|---|---|
1 | 相馬 和恵 | 実取 | 2 | 農政班 |
2 | 唐橋 洋子 | 上石上 | 3 | 農地班 |
3 | 屋代 幸子 | 須賀川 | 1 | 農政班 |
4 | 瀧田 歌子 | 南金丸 | 1 | 農地班 |
(注意)活動班は、本市農業委員会の農業委員で構成され、日頃、重点的に問題解決等に取り組むグループになります。農地班と農政班の2班編成で、農地班は主に農地の案件について協議しており、農政班は農業委員会だよりの編集や意見要望の取りまとめ、農業者年金制度周知について協議することを主な活動としています。
グループ名の由来
大田原市のイメージキャラクター「与一くん」の妻「愛弓(あゆみ)さん」から着想しました。「愛弓(あゆみ)さん」には、愛ある家庭を築くという思いが込められており、私たち女性農業委員も愛弓さんのように愛ある楽しい農業を目指してとの思いで命名しました。
活動報告
女性のための農機具講習会
令和4年6月4日(土曜日)に市内富池の圃場で開催しました。市内在住の女性21名と視察研修として高根沢町の女性農業委員2名にご参加いただきました。
圃場の準備や農機具の提供、講師には、今年もJAなすの・JAなすのサービス株式会社、農機メーカーに全面的にご協力いただきました。
農機具はトラクター、管理機、草刈り機の3種類を準備。最新の管理機が安全性に優れ、扱いやすいことに皆さん驚いていました。また、GPS付きのトラクターを操作した参加者からは感動の声をいただきました。また、農機具の展示販売やファン付作業着、帽子等の農業女子向けの作業着展示販売コーナーも賑わいをみせていました。
今後も続けてほしいとの声を多数いただいておりますので、また開催できるようしていきます。
ドローンを使用して撮影した動画を公開しています。JAなすのホームページ(外部サイト)からご覧いただけますので、ぜひ、ご覧ください。
農業女子のつどい
農業に携わる女性の交流の場を設け、横のつながりを深めてもらおうと、令和4年8月26日(金曜日)に初めて開催しました。市内の農業に従事する30代から60代の女性12人にご参加いただきました。
前半は、グループに分かれて女性農業委員を中心に「農業における喜び、楽しみ、困りごと、悩み」をテーマにブレーンストーミング形式で意見を出し合い、解決策などのまとめを発表しました。農業における喜びとしては、「種まきから収穫の喜び」や「おいしいと食べてもらえる喜び」などの意見がありました。悩みは「後継者がいない」「肥料や機械が高い」といった内容で、収入が増えれば悩みの解決になるとの意見が出ました。グループ内では、農業のあるある話に会話が弾み、各グループの発表の際には、ほかのグループから拍手や笑いが起こっていました。
後半は、栃木県農業会議の職員から農業委員会の業務内容についての説明や、「チームあゆみ」の活動内容の紹介が行われ、今後女性が農業で活躍するための一助となる内容でした。
インスタグラムを活用した農業経営スキルアップ講座
農業者の経営力向上を目的に、東洋大学経営学部蜂巣ゼミとコラボし、令和5年2月3日(金曜日)に初めて開催しました。市内の20~60代の農業者20人にご参加いただきました。
参加者はインスタグラムの概要や効果的な発信方法について説明を受けてから、4班に分かれてアカウントの作成や写真の投稿を実践しました。参加者は学生から丁寧に指導を受け、和気あいあいと参加者の交流しながら作業しました。参加者からは「インスタの新しい使い方を知れてよかった。映える写真で発信していきます。」「インスタグラムの使い方だけでなく、周りの農家さんたちとの交流があり、とても有意義な時間になった。」との声をいただきました。好評だったことを受けまして、第2弾を検討しています。