浄化槽放流水の敷地内処理に関する留意事項

公開日 2023年03月30日

 浄化槽設置にあたり、敷地内処理装置を設置する場合は、次の指導基準を満たしていなければなりません。

設置

  1. 日照及び通風が良好で、処理装置に対して雨水等の流入のおそれがない場所であること。
  2. 地下水位が地盤面下(処理装置の底面)から1.5m以上の深さの場所で、湿潤でない場所であること。
  3. 処理装置と他の施設等の外周間との距離は、次のとおりとすること。
    • 隣接境界までの距離は、1m以上とする。
    • 建築物までの距離は、1m以上とする。
    • 井戸その他の水源までの水平距離は、30m以上とする。

構造

  1. 処理装置は、トレンチ等により、均等に放流水が散水できる構造であること。
  2. 重力浸透を防止するシート、受皿等を設けること。また、材料は耐久性のあるものとすること。
  3. 処理装置の流入部及び末端部には、水位を点検できる枡等を設ける構造であること。
  4. 処理装置は、浄化槽の放流水の水量を適正に処理できる能力を有する構造であること。
  5. 保守点検及び清掃作業が容易に出来る構造であること。

水質基準

 浄化槽からの放流水の水質は、BODの日間平均値20mg/l以下の基準を満たさなければならない。

その他の留意事項

  1. 処理装置の機能が十分に発揮されるよう常に点検を行うものとする。
  2. 処理装置を設置した区域の地表には、建築物を設けたり、舗装をしたりしてはならない。

処理装置の設置に係る手続き

処理装置を設置し、浄化槽放流水を敷地内処理しようとする者は、浄化槽の設置等の届出書に次に掲げる書類を添付して、大田原市長へ提出しなければならない。

  1. 処理装置概要書
  2. 処理装置の構造図(平面及び断面の各図とし、平面図には処理能力計算、図面作成者及び作成年月日を記載すること。)
  3. 設置場所付近の見取図(建築物、浄化槽、処理装置、隣地との境界、井戸等の位置を明示すること。)
  4. 設置場所付近の状況写真
  5. 維持管理に関する誓約書
  6. その他下水道事業管理者が必要と認める書類

お問い合わせ

生活環境課
環境保全係
住所:栃木県大田原市本町1丁目4番1号 本庁舎2階
TEL:0287-23-8775
FAX:0287-23-8923