公開日 2021年10月01日
LGBTとSOGI
LGBTとは、「こころの性」が女性で恋愛対象も女性である女性の同性愛者(Lesbianレズビアン)・「こころの性」が男性で恋愛対象も男性である男性の同性愛者(Gayゲイ)・恋愛対象が女性にも男性にも向いている両性愛者(Bisexualバイセクシュアル)・「からだの性」と「こころの性」が一致しないことから「からだの性」に違和感を持つ人(Transgenderトランスジェンダー)の頭文字をとって組み合わせた言葉で、性的少数者(セクシュアルマイノリティ)を表す言葉の一つとして用いられます。
SOGI(ソジ)とは、性的指向(Sexual Orientation)と性自認(Gender Identity)の頭文字をとった、私たちそれぞれの性的指向や自分の性を表す言葉であり、性の多様なあり方を考えるうえでLGBTにかわり用いられることもあります。
性的指向とは
性的指向とは、どのような性別の人を好きになるかということです。
これは多くの場合、思春期の頃に「気づく」ものです。
性自認とは
性自認とは、自分の性をどのように認識しているかということです。
多くの人は、「からだの性」と「こころの性」が一致していますが、なかには「からだの性」と「こころの性」が一致せず、自分の性に違和感を持つ人たちもいます。
LGBT以外にも、男性や女性のどちらにも恋愛感情を抱かない人や、自分の性自認が決められない・分からない人などさまざまな人々がいます。
性的少数者に対する差別
LGBTの当事者のなかには、性的指向や性自認をカミングアウトすることによって、「自分を偽ることなく生きたい」と思っている人が数多くいます。
しかし、「カミングアウトするとこれまでの人間関係が崩壊してしまうのではないだろうか」、「友人や職場の同僚から否定的な反応が返ってくるのではないか」と悩んでいる人たちもいます。LGBTを嘲笑したり、からかったりする会話が日常的にある環境では、カミングアウトすることは現実的に困難ではないでしょうか。
性は多様です。そして、個人の尊厳にかかわる大切な問題です。
たとえ一人でも、きちんと気持ちを受け止めてくれる人、安心感を与えてくれる人がいれば前向きな気持ちが生まれるものです。
そのためには、職場や学校、そして地域のなかにおいて、だれもが多様な性について知り、身の回りの習慣や常識となっている考え方を今一度点検し、性的指向、性自認に関する知識を持つ理解者を増やしていくことが大切です。
だれもが自分らしくあるために
どのような性的指向や性自認を持っていても、それが個性であり、それを認め合うことが、誰もが自分らしく生きるうえでとても大切です。
自分たちが自分たちらしくあるために。
そんな皆さんを大田原市は応援します。
そして、だれもががお互いの違いを認め合い、自分らしく生きることのできる社会を目指していきます。
相談窓口等のご案内
- 性的マイノリティ専門相談窓口「とちぎにじいろダイヤル」(栃木県)(外部サイト)
専門相談員が性的指向や性自認に関する様々な悩みや不安などの相談に電話で応じます。 - 性的指向及び性自認を理由とする偏見や差別をなくしましょう(法務省)(外部サイト)
- 多様な性について考えよう!~性的指向と性自認~(法務省人権擁護局)(外部サイト)
- 人権啓発リーフレット「誰もが自分らしく生きられる社会へ~性の多様性について考えよう~」(栃木県)(外部サイト)