公開日 2025年10月01日
平成30年6月18日に発生した大阪府北部を震源とする地震により、石塀やブロック塀(以下「ブロック塀等」という。)が倒壊し、死傷者が出るなど甚大な被害が発生しました。
本市においても平成23年3月11日に発生した東北地方太平洋沖地震の際、多くのブロック塀等が倒壊する被害が発生しております。
ブロック塀等が倒壊しないための最低基準は建築基準法に定められていますので、ブロック塀等の改修及び新設をする場合は、基準を守っていただくようお願いします。
また、既存のブロック塀等についても、基準に従い設置されていない場合や劣化の具合によっては倒壊の恐れがありますので、建築士等専門の知識を有する方に相談されることをおすすめします。
【大田原市】ブロック塀等の安全点検ををお願いします[PDF:478KB]
安全点検について
ブロック塀等は、所有者の責任において管理することが基本となります。ブロック塀等を所有される皆様は常日頃から、倒壊を未然に防止するために、ひび割れや、ぐらつき、傾斜等がないか点検をお願いします。
不具合が見つかった場合は、専門家にご相談ください。なお危険性が高い場合は、早急に付近通行者への注意表示や、補強工事や撤去などの安全対策の実施をお願いします。
なお、ブロック塀等における建築基準法の基準は以下の通りです。
ブロック塀の点検チェックポイント【建築基準法施行令第62条の8】
- 塀の高さ 2.2メートル以下
- 壁の厚さ 15センチメートル以上(高さが2メートル以下の場合は10センチメートル以上)
- 壁頂及び基礎の横筋の鉄筋の径 9ミリメートル以上
- 縦筋及び横筋の間隔 80センチメートル以下
- 控壁の幅 塀の高さの5分の1倍以上
- 控壁の間隔 3.4メートル以内
- 基礎の根入れ(基礎の地中に埋め込まれている部分)の深さ 30センチメートル以上
- 基礎の幅 35センチメートル以上
(注意)国土交通大臣が定めた構造方法により補強され、かつ、国土交通大臣が定める構造計算により構造耐力上安全であることが確かめられた場合についてはこの限りではありません。
組積造の塀の点検チェックポイント【建築基準法施行令第61条】
- 塀の高さ 1.2メートル以下
- 壁の厚さ 塀の高さの10分の1倍以上
- 控壁の幅 壁の厚さの1.5倍以上
- 控壁の間隔 4メートル以内
- 基礎の根入れ(基礎の地中に埋め込まれている部分)の深さ 20センチメートル以上
(注意)国土交通大臣が定めた構造方法により補強され、かつ、国土交通大臣が定める構造計算により構造耐力上安全であることが確かめられた場合についてはこの限りではありません。
専門家への相談
ブロック塀等の除却又は改修等工事等を行う場合や、より具体的な調査が必要になった場合は、施工者かお知り合いの工務店等にご相談ください。いずれも分からない場合は、下記にお問い合わせください。
- 一般社団法人 栃木県建築士会 電話 028-639-3150
- 一般社団法人 栃木県建築士事務所協会 電話 028-621-3954
大田原市ブロック塀等安全対策工事の補助金交付制度について
市では、地震発生時等におけるブロック塀等の倒壊による被害の軽減を図り、市民の安全を確保するため、建築基準法に合っていないブロック塀等の除却・改修・建替えの一部費用について、補助を行っています。
詳しくは、下記のホームページをご覧ください。
ブロック塀等安全対策工事(除却・改修・建替え)の補助金交付制度
関連情報
安全なブロック塀について、詳細は下記ホームページを参考にしてください。
国土交通省ホームページ「ブロック塀等の安全対策について」(外部サイト)
お問い合わせ
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