公開日 2017年05月02日
- 指定年月日 昭和36年3月22日
- 所在地 大田原市北金丸2180
- 管理者 個人
湯坂遺跡は縄文時代中期前葉の集落跡で、北金丸湯坂地区北東の白旗丘陵に位置し、現在は雑木林になっています。
遺跡面積は100アール以上にわたります。昭和32年(1957)、同38年(1963)の2回発掘調査が行われました。そのうち第1次の発掘調査により、2つの住居跡と袋状土坑(どこう)が発見されたほか、遺物として土器・石鏃(せきぞく)・石斧(せきふ)・石匙(いしさじ)・石錐(せきすい)・石皿・敲石(たたきいし)・磨石(すりいし)・凹石(くぼみいし)・硬玉製大珠(こうぎょくせいたいしゅ)などが発見されました。
出土の土器等からみて、阿玉台(おたまだい)式から加曽利(かそり)E式へ移行する時期の一標準を示すものということができ、非常に貴重な遺跡です。
出土した土器のうち2点が市指定文化財となっています。
(参考文献)
- 「大田原市史 前編」大田原市 1975年(53ページ)
- 「湯坂遺跡 」大田原市教育委員会 1979年
- 「湯坂遺跡 図版写真集」大田原市教育委員会 1979年
地図
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