【令和6年度開花数調査を実施しました】ザゼン草群生地 市指定天然記念物

公開日 2025年03月14日

  • 指定年月日 昭和47年8月1日
  • 所在地 大田原市北金丸1708
  • 所有者 大田原市
  • 面積 1398平方メートル

 ザゼンソウはサトイモ科、山中の湿地に生える多年草で、ややミズバショウに似ています。開花期は2月から3月です。葉が伸びるより先に開花しますが、この紫色のドームは花を守る苞(ほう)で、内側の黄色い卵球形のものが小さな花の集まりです。花の形が座禅を組む僧の姿に見えることが名前の由来とされ、開花時期に花の部分が発熱するという珍しい特徴があります。

 近年、湿地帯が激減してきている中でザゼンソウが群生している状態は珍しく、群生地は2月から3月に一般公開しています。このような田んぼに囲まれた群生地では周辺環境の変化に大きく影響されることがあり、現在、ザゼンソウは減少傾向にありますが、地元を中心に再生に向けた取り組みが行われています。

  

開花状況速報

ザゼン草の開花状況を写真でお知らせします。

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見学時のお願い

ザゼン草保護のため、木道から降りずに見学いただくようお願いいたします。

 

開花数調査結果(毎年3月頃実施)

令和7年3月8日(土曜日)に地元保存会と大田原市文化振興課で開花数調査を実施しました。

結果は下記のとおりです。
開花数145株、芽355株、合計500株

 

 

 

 

地図

お問い合わせ

文化振興課
文化財係
所在地:栃木県大田原市本町1丁目4番1号 本庁舎4階
TEL:0287-23-3135
FAX:0287-23-3138
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