公開日 2017年02月23日
- 指定年月日 昭和53年9月7日
- 所在地 大田原市
- 管理者 大田原盆踊り唄保存愛好会
起源については定かではありませんが、発祥の地は下町薬師堂(市指定文化財)の庭ともいわれています。
踊りは田舎風ですが躍動的で、輪の動きは右回り、手ばたきはふたつです。楽器は太鼓の代わりの樽と笛との2種類で、樽は側面を小気味よくたたきます。樽の音色は鋭さがあり、唄の節廻しも田舎節から都会節に変わるなど、音楽的に統一性を欠きますが、一種独特で他には見られない節廻しです。毎年8月15・16日の夜に薬師堂脇で踊られています。
<歌詞>
歌詞はその時代時代で唄われ、一定のものではなかったようです。多数残されていますが、代表的なものは以下のとおりです。
那須の余一は三国一よ男美男で旗がしら
揃うた揃うたよ踊り子が揃うた稲の出穂よりよく揃うた
樽をたたいて踊り子寄せてしなの良い子は嫁に取る
お月様さえ夜遊びなさるわしの夜遊び無理もない
那須のお山に煙は絶えぬわしの胸には苦が絶えぬ
親の意見と茄子の花は千に一つの無駄はない
お月様のようなまんまる顔の心平らな嫁ほしい
切れた草履も粗末にするなもとを正せば米の親
冴えた月夜にうらみはないが島田隠すような雲欲しい
月の出頃と約束したに月ははや出て森の陰
地図
お問い合わせ
文化振興課
文化財係
住所:栃木県大田原市本町1丁目4番1号 本庁舎4階
TEL:0287-23-3135
FAX:0287-23-3138