薬師堂(やくしどう) 市指定有形文化財(建造物)

2017年5月2日
  • 指定年月日 平成元年3月6日
  • 所在地 大田原市中央2-13
  • 所有者 不退寺
  • 員数 1棟
  • 製作年代 江戸時代
  • 大きさ 本堂 3間3面(梁間7.51メートル、桁行7.51メートル) 向拝(こうはい) 1間(梁間3.30メートル、桁行2.67メートル) 
  • 構造及び形式 千鳥破風(ちどりはふ)付入母屋(いりもや)造 銅板平葺

 雨薬山薬師堂は、大田原城四方固めの一つ西薬師と呼ばれ、薬師如来像が祀られる小堂宇を、寛永年中(1624から1644)に大田原氏が再建したと伝えます。宝暦7年(1757)大田原宿の大火により焼失、寛政5年(1793)に大田原庸清(つねきよ)により再建されたものが現在の建物で、修復を重ね現在に至っています。

 斗拱(ときょう)は三斗組(みつとぐみ)、三手先(みてさき)の詰組(つめぐみ)となっており、二段の尾垂木(おだるき)を用いた化粧垂木は扇垂木(おうぎだるき)の二重垂木となって、深い「軒の出」を構成しています。向拝(こうはい)柱は角柱で四面に細かな彫刻があります。外壁は貫(ぬき)を用いず、欅(けやき)幅広板を柱間に落とし込み横張とし、長押(なげし)付きです。

 和様、唐様の様式が混然一体に融合した江戸時代の自由な手法が現れており、江戸中期の寺院建築として特筆されます。

 

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