公開日 2017年02月10日
- 指定年月日 平成17年2月16日
- 所在地 大田原市須賀川2039 鹿島神社境内
- 所有者 鹿島神社
- 員数 1本
- 樹高 12.0メートル
- 幹周(地際) 3.0メートル
- 枝張り 東5.5メートル 西12.6メートル 南12.5メートル 北0メートル
- 推定樹齢 200から250年
カエデ科カエデ属に属します。太い幹が高さ2.7メートルのところで2本に分かれており、美しい紅葉を見せています。樹勢は旺盛で、モミジとしては、黒羽地区内随一の巨樹です。この樹は鹿島神社境内の南西端にあって、その傍らには「寛政十二 十一月吉日 中組講中」と陰刻された庚申塔ほか2基の石造物があります。
社伝によれば、平安時代、坂上田村麻呂が東征した際に、武甕槌命(たけみかづちのみこと)を祀り戦勝祈願をしたところ、速やかな平定が実現されるところとなったので、田村麻呂は神恩に報いようとして常陸(ひたち)・下野・陸奥(むつ)に鹿島神祠を53社創建したといわれ、当社はその内の1社であるといいます。
その後、当鹿島神社の社殿は、戦国時代末期の佐竹氏と那須氏との戦闘で兵火にかかり焼失しましたが、大関美作守高増(おおぜきみまさかのかみたかます)(1527から98)によって再建され、社領20石が寄進されたといわれます。近世においては、大関氏代々の崇敬を受けることとなりました。
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