公開日 2017年02月14日
- 指定年月日 昭和41年2月15日
- 所在地 大田原市蛭田725-2
- 管理者 蛭田区
蛭田南東を流れる箒川左岸の河岸段丘上にある古墳です。前方部が後円部に比べて極端に小さい形態をとる帆立貝式の前方後円墳です。現在までのところ遺物の出土は確認されていません。墳丘形態より、5世紀末から6世紀前半に築造されたと考えられています。
本古墳は未発掘ですが、周辺は土地改良事業に伴い、昭和45年(1970)、栃木県教育委員会により発掘調査が行われました。その結果、周溝をもった円墳跡4基や、箱式石棺、横穴式石室、土師器(はじき)を伴う住居跡などが確認されました。調査後、蛭田富士山古墳を除き農地になっています。
(参考文献)
- 『湯津上村誌』湯津上村 1970年(70から80ページ)
- 『栃木県埋蔵文化財調査報告書 第6集 蛭田富士山古墳群』栃木県教育委員会 1972年
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