公開日 2017年02月13日
- 指定年月日 昭和56年11月19日
- 所在地 大田原市北野上110 鼻取り地蔵堂境内
- 所有者 鼻取り地蔵堂
- 員数 2本
- 雄木
- 樹高(目測) 20.0メートル
- 幹周 3.93メートル
- 枝張り 東7.3メートル 西11.7メートル 南9.9メートル 北10.1メートル
- 推定樹齢 300年
- 雌木
- 樹高 10.0メートル
- 幹周 2.70メートル
- 枝張り 東5.1メートル 西3.0メートル 南9.3メートル 北3.7メートル
- 推定樹齢 300年
鼻取り地蔵堂がある丘陵の参道石段の頂に、石段を挟んで2本が寄り添うように植樹されています。石段から見て右が雌木、左が雄木です。雌木は分枝した1本に折れた跡があり当初より樹高が低くなっていますが、多くの銀杏がなります。雄木はおおむね直立しており、高さ3mの所から次々に分枝しています。
鼻取り地蔵の由来は、黒羽藩主大関増業(ますなり)編述の「封域郷村誌(ほういきごうそんし)」に記載されています。それによれば、大塩村の困窮者が田を耕した時、見知らぬ童子がどこからともなくやって来て、馬の鼻を取って手伝い、どこへともなく去って行ったといいます。そして、近くにある地蔵の足が泥まみれになっており、それより「鼻取り地蔵尊」と呼ばれるようになったとのことです。
幹の途中から気根状の円錐形の「乳」が垂れ下がっており、子育て地蔵尊の信仰も今に伝えられています。
乳
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