令和5年3月 大田原市定例記者会見

公開日 2023年03月28日

情報提供案件

  1. 第4次大田原市地域ICT総合推進計画の策定について
  2. 大田原市地域防災計画の改訂及び大田原市水防計画の改訂について
  3. 栃木県那須庁舎整備に伴う、大田原市と栃木県がそれぞれ所有する土地の交換契約について
  4. 第3次大田原市食育・地産地消推進計画の策定について
  5. 書「糸桜」の寄贈受け入れについて
  6. 那須与一伝承館での展示会の開催について

会見内容

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1 第4次大田原市地域ICT総合推進計画の策定について

 令和2年3月に策定した「第3次大田原市地域ICT総合推進計画」の期間満了に伴い、上位計画である大田原市総合計画「おおたわら国造りプラン」との連携・整合を図り、本市のICT基盤づくりを計画的かつ総合的に推進するための指針として「第4次大田原市地域ICT総合推進計画」を策定いたしました。
 計画期間は令和5年度から7年度までの3か年となります。
 本計画は、国が定める「デジタル社会の実現に向けた重点計画」及び「自治体デジタル・トランスフォーメーション推進計画」、県が定める「とちぎデジタル戦略」、市が定める「大田原市総合計画」及び「大田原市行政改革大綱」を上位計画としており、日々進展するデジタル技術の動向に留意しながら、本市の情報化を更に加速させ、市民サービスの向上及び電子市役所の推進を図ってまいります。
 第4次計画は、第3次計画の取り組みを継承しながら、オンライン申請や決済の拡充などに取り組む「市民サービスの利便性向上」、高齢者の見守りなど、安心して快適に暮らせる施策に取り組む「住みやすいまちづくり」、基幹業務システムの標準化とそれに合わせた業務プロセスの標準化などに取り組む「行政の効率化」を、3つの重点テーマとしております。
 また本計画は、国が令和2年12月に策定した「自治体DX推進計画」に基づいた本市の「DX推進計画」及び、「官民データ活用推進基本法」に基づく「市町村官民データ活用推進計画」を兼ねたものと位置付けております。
 本計画により、社会情勢や市民の生活様式の変化に対応できる持続可能な行政の実現のため、行政運営の効率化や業務改革を含めた電子自治体をデジタル・トランスフォーメーションで推進し、同時に情報セキュリティの強化や業務継続計画の実効性の確保に向けて取り組んでまいります。

2 大田原市地域防災計画の改訂及び大田原市水防計画の改訂について

 令和3年2月に大田原市地域防災計画を改訂したのち、国においては災害対策基本法の改正を踏まえた防災基本計画の修正が行われ、栃木県においても地域防災計画の改定並びに水防計画の時点修正が行われました。
 本市においても、これら上位計画を反映させた改訂を行い、防災体制の整備を図るものであります。
 大田原市地域防災計画の主な改訂内容ですが、計画のスリム化と災害対策基本法、防災基本計画等の修正をふまえ、避難情報の変更、個別避難計画作成の努力義務化、日本海溝・千島海溝周辺海溝型地震防災対策推進計画編の作成を行いました。
 これは、令和4年10月に本市が日本海溝・千島海溝周辺海溝型地震対策推進地域の指定を受けたことによるものです。
 大田原市水防計画につきましても令和3年2月に改訂しておりましたが、令和3年7月の水防法の一部改正と栃木県水防計画の時点修正を踏まえ、洪水注意報及び洪水警報の発表基準の変更を反映したほか、災害対策基本法の改正を踏まえた避難情報の変更や、気象情報のURLを修正しております。

3 栃木県那須庁舎整備に伴う、大田原市と栃木県がそれぞれ所有する土地の交換契約について

 栃木県が行う新那須庁舎整備事業につきましては、施設の老朽化の解消と、県民の利便性向上を目的に、4か所に分散していた県北の行政機能を集約するものであり、令和2年度から令和4年度までの3か年にわたる事業であります。
 新庁舎は、令和5年1月に完成し、事務所の移転は2月下旬から3月中旬にかけて行なわれ、令和5年3月13日からすべての事務所の業務が開始されております。
 今回の事業に係る土地交換契約につきましては、令和2年12月にご報告をさせて頂いたところでありますが、大田原市が所有する新那須庁舎等の敷地の合計1万4183.14平方メートルと、旧那須庁舎、旧県北健康福祉センター、旧大田原土木事務所の3施設の合計1万4698.16平方メートルを、令和5年3月31日をもって交換する内容で、令和2年12月15日に土地交換契約を締結しております。
 この契約において、財産の交換は不等価交換とし、差額を金銭で補足するとしており、令和5年1月に不動産鑑定評価を時点修正した結果、大田原市有財産の鑑定評価額が2億7162万54円、栃木県有財産の鑑定評価額が2億3936万2800円となり、当初契約時点での暫定差額は2690万692円でありましたが、交換差額は3225万7254円となり、市への歳入が535万6562円増加することで、栃木県との協議が整ったことから、令和5年3月13日付で土地交換契約の変更契約を締結したものであります。
 なお、今後については、双方が取得する土地の所有権移転登記を3月31日に進めることとなっており、登記完了後に交換差額の入金が予定されております。
 また、旧那須庁舎をはじめとした施設の解体が令和5年度中に行なわれる予定でありまして、更地となり次第、土地の引き渡しが行なわれることとなっております。

4 第3次大田原市食育・地産地消推進計画の策定について

 平成30年度に策定した「第2次大田原市食育・地産地消推進計画」の期間満了に伴い、上位計画である国が策定した「食育推進基本計画」等および県が策定した「とちぎ食育元気プラン」等の関連する計画と整合性を図り「第3次大田原市食育・地産地消推進計画」を策定いたしました。
 計画期間は令和5年度から令和9年度までの5か年となります。
 第3次計画の方向性、考え方につきましては、第2次計画の取組評価や社会情勢の変化による課題などを踏まえまして、様々な環境の変化に対応しつつ、市民一人ひとりが食についての意識を高めながら、食の大切さを感じることができるよう「子どもから高齢者まで生涯を通じた食育と食べ物を大切に思う心を育む」ことを基本理念といたしました。
 今後といたしましては、基本理念を軸とした様々な施策を展開していくために、市民をはじめ、関係機関等がそれぞれの役割を活かし、お互いに連携を図り、食育・地産地消に取り組みながら計画の推進に努めてまいります。

5 書「糸桜」の寄贈受け入れについて

 公益社団法人日展が主催する改組新第7回日展第5科書部門で特選に輝き、令和5年3月7日に大田原市明るい地域づくり功労賞を受賞された川上 鳴石 氏から受賞作品の書「糸桜」の寄贈の申し出がありました。
 作品は、西行法師が法輪寺に詣でて、境内にあったサクラを見て詠んだと伝えられている歌「盛りには などか若葉は今とても こころひかるる糸桜かな」を書き上げたものです。
 寄贈受け入れは、令和5年3月28日の午前11時から市長公室で行います。その後、3月31日から5月18日まで、市役所1階エントランスロビーの展示ケースに展示いたしますので、地元ゆかりの作品をぜひご覧ください。

6 那須与一伝承館での展示会の開催について

 那須与一伝承館では、4月29日から6月18日まで、「徳川家康と大田原城」をテーマとした展示会を開催いたします。
 本年は、NHKの大河ドラマ、「どうする家康」にあわせ、各地で家康に関するイベントが行われております。
 栃木県で家康と言うと、日光をイメージする方が多いと思いますが、今回の展示会では、あまり知られていない家康と大田原城にまつわるエピソードをご紹介いたします。
 また、大田原城を描いた2点の絵図を、はじめて展示いたします。
 この絵図は、2点とも大田原市が所蔵しているもので、かつて本丸の門にあった石垣を描いている、貴重な絵図です。
 大田原の歴史や大田原城について、市内外の皆様に広く知っていいただきたいと思いますので、ぜひお越しください。

(内容は情報政策課広報広聴係で一部編集しております。)

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