令和5年1月 大田原市定例記者会見

公開日 2023年01月20日

情報提供案件

  1. 大田原市公共施設マネジメント推進プロジェクト報告書について
  2. 八溝山周辺地域定住自立圏防災講演会の開催について
  3. 令和5年度大田原市行政組織の改編について
  4. 大田原市歴史と観光シンポジウムの開催について
  5. 歴史民俗資料館展示室の休止について
  6. ザゼン草群生地の一般公開について

会見内容

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1 大田原市公共施設マネジメント推進プロジェクト報告書について

 令和4年9月に市職員をメンバーとして設置した、公共施設マネジメント推進プロジェクトチームにより検討された結果が、報告書としてまとめられましたのでご報告いたします。
 本プロジェクトチームでは、大田原市公共施設個別施設計画の推進において早急に対応を必要とする施設や、県施設など15施設の財産処分にあたり、財政負担を軽減するための手法や財源検討のほか、跡地利用などについて検討が行われ、公共施設マネジメントを推進するための組織についても意見が出されております。
 報告書の概要を申し上げますと、建物に係る提案としては、川西公会堂など11施設については取壊しを行う。ふれあいの丘青少年研修センターについては譲渡を最優先とし、その他の手法も調査する。大田原体育館及び黒羽体育館については、集約し建替える。弓道場は建替えとし、場所は移転するとしております。
 土地利用に係る提案としては、民間等への譲渡を考える。周辺施設の利用促進を図るために整備する。周辺市有地を含めて利用方針を検討する等としております。
 また、課題等についても明らかにされ、施設の取壊し及び新築ともに施設単独では有利な財源が見当たらず、財源は地方債に頼るところが大きいという結果となりました。
 本市は、検討の対象とした以外にも多くの公共施設を所有しており、更新等に必要な経費を3割縮減することを目指しております。交付税措置はあるとしても、将来の財政負担に繋がる地方債の活用は慎重に行うべきであると考えます。
 今回、プロジェクトチームから提出された報告書を参考として、今後、公共施設等総合管理計画等庁内検討委員会を活用するなどして、課題の解決を図り、実施計画を実行できるよう進めてまいります。

2 八溝山周辺地域定住自立圏防災講演会の開催について

 大田原市を中心市とする八溝山周辺地域定住自立圏推進協議会では、令和5年2月18日土曜日午後2時から3時30分まで、大田原市ピアートホールにて元消防庁次長の東尾 正 氏を講師にお招きし防災講演会を開催いたします。
 主な目的を防災士のフォローアップと位置づけ、八溝山周辺地域定住自立圏構成市町にお住いの防災士、自治会長、消防団員、一般の方及び市町職員を対象とし、参加費は無料です。参加を希望される方は各市町担当部署にお申し込みいただくことになります。
 感染症対策を徹底の上、皆様のご参加をお待ちしております。

3 令和5年度大田原市行政組織の改編について

 令和5年度の組織数は、「7部・1局、30課、113係」体制となります。
 主な変更点でございますが、総合政策部については、行政改革に関する事務を総務課から情報政策課に移管します。理由としましては、行政の効率化を進める上で、デジタル技術の活用とセットで行政改革を推進する方が、国の動向を含めた社会全体の変化にスピード感をもって対応できると判断したためであります。
 次に、経営管理部ですが、人事係を人事係と職員係の2係に分割いたします。これは、職員の安全衛生管理に一層の配慮をするためであります。
 保健福祉部は、特段改編はございません。
 次に、市民生活部ですが、浄化槽設置補助金に関する事務を上下水道課から生活環境課に移管し、須賀川財産区に関する事務を総務課から黒羽支所総合窓口課に移管いたします。
 次に、建設水道部ですが、新たに水道局を設置することに伴いまして、部の名称を建設部に変更いたします。
 次に、水道局ですが、上下水道課の名称はそのままとし、5係、1担当制とします。
 次に、教育委員会教育部ですが、とちぎ国体の終了に伴いまして、国体推進課を廃止いたします。

4 大田原市歴史と観光シンポジウムの開催について

 私が市長に当選し、その公約の一つである「歴史を生かした観光地づくり」を実現するため、就任直後の4月の定例記者会見において、今年度中に歴史と観光シンポジウムを開催することを表明いたしました。
 京都や奈良など寺社仏閣を有し、かつ、観光客が多く訪れる認知度の高い観光地以外の自治体が、歴史と観光を融合した取り組みを行うことは、全国的に見ても稀な試みであると思われます。これらの取り組みにより、あらゆる世代への周知を図り、これまで先人が築いてきた大田原市を「もっと良くしたい」という思いを、市民の皆さまとともに実現してまいりたいと考えております。
 これまで、市役所内部で開催方法を検討し、市だけではなく、市内の商工会議所や有識者の皆様のお力をお借りし、実行委員会方式によるシンポジウム開催の準備を進めてまいりました。
 昨年10月に第1回の実行委員会を開催し、大田原商工会議所会頭の玉木 茂 氏を会長とした、大田原市歴史と観光シンポジウム実行委員会を設立しました。実行委員会は令和5年1月までに3回開催し、大田原市歴史と観光シンポジウムの開催内容が決定いたしましたのでお知らせいたします。
 大田原市歴史と観光シンポジウムは3日間に分け、3つの事業で構成されます。
 まず、1つ目の事業は、令和5年1月21日土曜日の午前9時からピアートホールにて「大田原市歴史と観光シンポジウム」を開催いたします。定員は200名で先着順とし、入場料は無料とします。内容といたしましては、パネラーよる事例報告と青木 義脩 氏を司会に迎え、「文化財を活用した地域づくり-実践紹介と大田原市への提言-」と題し、パネルディスカッションを行います。なお、パネラーは、大洗町教育委員会の蓼沼 香未由 氏、奥州市教育委員会の及川 真紀 氏、下野市教育委員会の山口 耕一 氏、津南町苗場山麓ジオパーク推進室の佐藤 雅一 氏の4名でございます。市が今後「歴史を生かした観光地づくり」を進めていくためのヒントが得られればと期待しております。
 2つ目の事業は、1月22日 日曜日に関連イベントとして、「大田原の歴史を歩く」をテーマに市内の名所旧跡を巡るコースを散策いたします。大田原市内を8コースに分け、各コースともに定員20名とし、参加費は無料で実施いたします。参加者の皆様には、本イベントを通して、各地にまつわる歴史と新たな魅力を発見していただき、今後の観光におけるモデルコースとして定着できるかなどご意見を頂戴できればと考えております。
 3つ目の事業は、3月12日 日曜日に、那須野が原ハーモニーホール小ホールにて、「観光考古学が目指すもの」と題し、記念講演会を開催いたします。講演者は、立正大学特別栄誉教授で観光考古学会会長の坂詰 秀一 先生です。市内には、湯津上地区の日本考古学発祥の地と言われる「上・下侍塚古墳」や「那須野国造碑」をはじめとするさまざまな史跡や名所旧跡が点在し、それらを観光に生かしていくため、坂詰先生のご講演を企画いたしました。講演を通して、歴史を取り入れた新たな観光資源の掘り起こしができればと考えております。なお、講演会の詳細な内容については、改めて情報提供させていただきます。

5 歴史民俗資料館展示室の休止について

 現在、市が所有する民俗資料は親園民具等展示室と大田原市歴史民俗資料館の2館で保管しております。近年、市が所有する施設の老朽化が進み、その対応方針として、令和3年3月に大田原市公共施設個別施設計画を策定しました。本計画では、令和8年度までに親園民具等展示室と大田原市歴史民俗資料館の統合又は集約の方針が示されております。そこで、大田原市歴史民俗資料館への集約を前提として、両館の収蔵品などの資料整理を行うため、令和5年4月1日から令和7年3月31日までの2年間、展示室を休止することといたしました。
 なお、休止期間中の対応といたしましては、会議室、ロビー、トイレは通常通り一般開放いたします。会議室及び日本遺産の見学は事前予約制といたします。日本遺産とは大田原市歴史民俗資料館収蔵資料として登録されました、「傘松農場土地台帳図」と「傘松農場事務所設計図」でございます。
 また、資料整理補助や予約受付事務を行うため、今まで通り会計年度任用職員を2名配置いたします。今後、広報紙やホームページなどにより、市民及び利用者へ周知いたします。

6 ザゼン草群生地の一般公開について

 令和5年2月1日水曜日から3月31日金曜日まで、ザゼン草群生地の一般公開が始まります。
 昨年度の開花数は222株で、ザゼン草の開花数が毎年減少傾向にあります。このため、地元の北金丸ザゼン草を守る会を中心に、草刈りや枯れ枝の撤去、木道の清掃といった環境整備活動を年に3回行い、再生に向けた取り組みを行っております。 
 また、学校行事の一環として、金丸小学校6年生児童による清掃活動も毎年行われております。この活動は地域への誇りや愛着を育てることを目的としており、地域の財産であるザゼン草群生地について学習しつつ、文化財保護にも貢献しております。
 見頃は2月下旬から3月上旬です。ぜひお越しください。

(内容は情報政策課広報広聴係で一部編集しております。)

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