公開日 2022年12月01日
県内の交通事故発生状況は、10月末現在で発生件数、負傷者数ともに前年より増加している一方で、死者数は前年より減少となっております。しかしながら、43人もの尊い命が交通事故によって失われており、このうち約7割の30人が高齢者であるなど、依然として厳しい状況にあります。
また、年末は交通事故が増加傾向にあるほか、飲酒の機会が増え、飲酒運転に起因する重大事故の発生も懸念されることから、年末における交通事故防止の徹底を図るため、「年末の交通安全県民総ぐるみ運動」が実施されます。
年末の交通安全県民総ぐるみ運動 チラシ[PDF:546KB]
年末の交通安全県民総ぐるみ運動 実施要綱[PDF:1.31MB]
運動の期間
令和4年12月11日(日曜日)から令和4年12月31日(土曜日)までの21日間
運動の目的
県民一人ひとりに交通安全意識の浸透を図り、交通ルールの遵守と正しい交通マナーの実践を習慣づけて交通事故防止の徹底を図る。
運動のスローガン
「マナーアップ!あなたが主役です」
運動の重点
- 子供と高齢者の交通事故防止
- 飲酒運転等の根絶
- 「ライト4(フォー)運動」と「原則ハイビーム」の推進
- 自転車の交通ルール遵守の徹底
統一行動日
- 12月13日(火曜日)「子供や高齢者に優しい3S(スリーエス)運動」推進強化の日
- 12月16日(金曜日)「飲酒運転根絶」強化の日
- 12月19日(月曜日)「自転車マナーアップ」強化の日
- 12月22日(木曜日)「ライト4とハイビーム」強化の日
運動の着目点
(1)子供や高齢者の交通事故防止について
子供を交通事故から守るためには、社会全体で子供を見守る諸活動が重要です。家庭や地域社会を通じて児童や生徒の通学時間帯の安全確保や交通安全指導等を徹底するとともに、日常生活を通じ、自転車乗用時のヘルメット着用や自動車乗車時のチャイルドシート等の確実な着用を徹底し、子供の交通事故防止を図りましょう。
高齢者に対しては、加齢等に伴う身体機能の変化が交通行動に及ぼす影響を理解してもらい、安全運転サポートカーの利用や、場合によっては、運転免許証の自主返納も御一考ください。
大田原市では、65歳以上の高齢者を対象とした、高齢者運転免許証自主返納推進事業を実施しております。詳しくは「高齢者運転免許証自主返納推進事業」のページをご覧ください。
また、子供や高齢者を含めたすべての道路利用者に優しい運転である「子供や高齢者に優しい3S(スリーエス)運動や、歩行者や他の車両に対する「優しさ」と「思いやり」をもって通行する正しい交通マナーを実践しましょう。
子供や高齢者に優しい3S運動
- SEE(発見する) :子供や高齢者をいち早く発見する。動きをよく見る。
- SLOW(減速する):子供や高齢者を見たら減速する。
- STOP(止まる) :危険を感じたらすぐに停止する。
(2)飲酒運転等の根絶について
飲酒運転を敢行する悪質違反者は未だに後を絶ちません。飲酒運転の危険性・悪質性を理解し、飲酒運転を「しない」だけではなく「させない」環境づくりに取り組みましょう。
また、あおり運転や無理な割込み、幅寄せなどの妨害運転の危険性・悪質性を理解し、万が一に備えたドライブレコーダーの着用を実践しましょう。
(3)「ライト4(フォー)運動」と「原則ハイビーム」の推進について
夕暮れ時は、視認性の低下による交通事故が多発する傾向にあります。特に年末は、日没時刻が早まり、「見落とし」や「発見の遅れ」等に起因する交通事故の発生が懸念されますので、午後4時に前照灯を点灯する「ライト4運動」を実施するとともに、夜間走行時は、対向車や先行車がいる場合を除き、「原則ハイビーム」での走行を徹底してください。
また、歩行者に関しても、夜間に出歩く際は反射材を必ず着用して、自動車運転者等に自らの存在をアピールすることで、交通事故防止を図りましょう。
(4)自転車の交通ルール遵守の徹底について
自転車の安全で安心な利用を促進することを目的とした栃木県自転車の安全で適正な利用の促進に関する条例が4月から施行となりました。それに伴い、大田原市自転車の安全な利用に関する条例も改正されています。
また、自転車利用者に関しては、自転車が車両であることをしっかりと認識し、自転車安全利用五則や前照灯の点灯、安全確認などの交通ルール・交通マナーを遵守し、傘差し運転や、スマートフォン等を使用しながらの運転などの危険行為は絶対に行わないでください。
令和4年4月に道路交通法が改正され、自転車乗用中のヘルメット着用義務(努力義務)の適用範囲について、児童又は幼児のみだったものが、全乗用者に拡大されました。それに伴い、平成19年に決定された「自転車の安全利用の促進について」も改訂され、この決定にある「自転車安全利用五則」についても変更があります。変更の内容をしっかりと確認して、自転車の安全な利用を心掛けましょう。
自転車安全利用五則
- 車道が原則、左側を通行 歩道は例外、歩行者を優先
- 交差点では信号と一時停止を守って、安全確認
- 夜間はライトを点灯
- 飲酒運転は禁止
- ヘルメットを着用
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