紙本淡彩 虎渓三笑図 (しほんたんさい こけいさんしょうず) 県指定有形文化財(絵画)

公開日 2020年12月18日

  • 指定年月日 昭和53年6月2日
  • 所在地 大田原市内
  • 所有者 個人
  • 員数 1幅
  • 製作年代 昭和時代
  • 作者 小杉放菴
  • 大きさ 縦80センチメートル 横75センチメートル

白い法衣をまとった恵遠法師、朱衣に羽扇の陶渕明、浅黄の衣の陸修靖、三人は談笑に興じて虎渓の橋まで来てしまった。橋を渡れば俗界、禅徒はこれより先に行くことは禁制である。気がついた三人は思わず大笑した。

これが虎渓三笑であるが放菴は型破りで虎渓も、そこに架る橋も描いていない。脱俗の高士たちの天真の笑そのものと、自然の風情に心も筆も集中している。放菴画中の傑作である。

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