那須野が原国際芸術シンポジウムin大田原2014

公開日 2023年02月14日

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作品名 内側のかたち’14G
作者名 菅原 二郎
設置場所 美原公園
作者コメント
 私はこの数年“内側のかたち”というシリーズで制作している。それは外側の形を幾何形態である長方体と限定し、なるべくその形を残しながら有機形態である曲線、曲面で内側を彫りこみ、内側を穿ち空間を広げていく。中の量をとっていくことにより塊を生んでいく。その空間と量のバランス、有機形態と幾何形態のバランスを取りながら如何に快い形を創り出せるか、と思いながら制作している。内側と外側の関係を強調するために色を加えたりもしている。


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作品名 抑制された頭部

作者名 青野 セクウォイア
設置場所 両郷中央小学校
作者コメント
 現代社会において、自身の存在価値やアイデンティティを確かめるツールとして携帯電話やパソコン・ゲーム機などが安易に利用され、またそれらに頼りすぎている現代人が多いのは言うまでもない。身の回りをそれらで固め安心を確保すると同時に、失われてゆくもの、あるいは退化してゆく感覚があるのはぬぐいきれない。こんな事を私なりに考えた対照的な手法で、自身の存在価値やアイデンティティの確認をここに試み提示する。
 フィジカルな作業から成るこの原始的な物体が、見る側にも同様に失われてゆく感覚への刺激剤となることを期待し、何らかの影響を及ぼすある種のツールとしての役割を果たしてくれることを願う。


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作品名 自刻像070(瞑想の空間)
作者名 ライ エイシン
設置場所 芸術文化研究所(屋内に展示してあります)
作者コメント
  自刻像シリーズの創作理念は、『作者の自己反省から人類の本質について探求しよう』です。この第70点目の作品は作者が多忙な現実世界から一時的に離れ、瞑想出来る空間を作ろうとの試みです。人間姿の凹みは作者の体を模ったもので、原木を刳り貫き、頭のてっぺんに穴を穿って、光が降ってくる様にしてあります。鑑賞者が中に入って実際に体験するか、想像することによって、非日常的経験を得ることができるでしょう。反対側の上下反対になっている二つのお面は、作者のサインと思ってください。


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作品名 草原の羊の群れ
作者名 フェイ ミンユウ
設置場所 市役所A別館
作者コメント
 中国内モンゴル自治区の広大な緑に魅了され、草原へ行く度、いつも草原の抱擁力に癒やされ、心の琴線が刺激される。白い羊の群れを見れば、草原の上を流れる白い雲になることを憧れる。今回、羊の群れが帰る風景を油彩画で表現しました。多文化の美しい自然を皆さんと共有できれば 嬉しいです。異国情緒を 充分に表現し、皆様に異文化の鑑賞の機会を提供することと、多民族の自然や文化を直接感じて頂けますよう望みます。

 

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