公開日 2015年10月01日
平成27年10月1日、大田原地区広域消防組合消防本部と黒磯那須消防組合消防本部が統合し、「那須地区消防本部」となりました。
統合により広域化することで、災害現場に最も近い消防署、分署から出動することができ、現場への到着時間が短縮されます。また、出動車両が増加し、災害対応力が強化されることにより住民サービスの向上を図り、市民の皆さまの期待と信頼に応えようとするものです。
那須地区消防本部の管轄区域は、大田原市、那須塩原市および那須町の2市1町で、管轄面積は約1,319平方キロメートルあり、県内12消防本部中2番目となります。
消防署の配置は、1本部4消防署5分署となり西那須野分署が西那須野消防署になり、これらの位置は、中田原工業団地内(那須赤十字病院の西側)に移転する消防本部庁舎(併設する大田原消防署を含む)を除き、統合前と変わりません。
119番通報の受信について
119番通報は、消防本部の栃木北東地区消防指令センターに設置される「高機能消防指令装置」につながり、瞬時に通報位置を地図画面に表示し特定します。この情報を基に災害場所などを迅速的確に特定し、消防署および分署に出動指令を行います。
災害対応について
初動時の災害対応は原則として管轄消防署および分署対応とし、これまでと大きな変化はありませんが、大規模な災害や複数の傷病者が発生した事故などには、消防広域化による消防部隊数の増加によって、消防署の管轄区域を越えて現場対応に必要な部隊を迅速に出動させることが可能になります。
予防体制について
予防業務を統括する予防課は、消防本部に置き、消防同意や危険物の許認可などの受付窓口となりますが、火災予防条例に関する届出、防火防災管理に関する届出は各消防署および各分署が受付窓口となります。
統合前と窓口が異なる場合がありますので、詳しくは消防本部予防課へお問い合わせください。
消防団との連携体制について
消防の広域化は常備消防を対象にするもので、消防団は従来どおり各市町の事務となります。
消防団との連携は、各消防署および各分署を中心として、これまでどおり連携を図ってまいりますが、広域化が消防団との連携を損ねないよう、十分に意思の疎通を図ります。
今後は、消防統合のメリットを十分に引き出しながら、大田原市、那須塩原市および那須町のより一層の安全、安心の確保に努めてまいります。皆さま方のご理解とご協力をお願いします。
お問い合わせ先
代表電話:0287-28-5119