那須野が原彫刻シンポジウムin大田原1999

公開日 2011年02月15日


作品名 Eternal Cradle -再生-
作者名 柴山 京子
設置場所 ふれあいの丘シャトーエスポワール
作者コメント
 古代から永遠の命・再生は人類の願いであり、死者をまつる墓にはそのための工夫が凝らされていました。
 ペルー・チチカカ湖のほど近くに、巨大な石積みの墓の遺跡があります。墓には東に向けて小さな入口があり、そこから昇る太陽のエネルギーを取り込み、死者の再生を願ったといいます。それぞれの石のブロックには突起があり、それらは本来、石を動かしたり積み上げたりするためのもので、墓の完成後には切りとられるものでした。
 “Eternal Cradle”は再生を待つための“永遠のゆりかこ"。太陽に向けて東西に穴をあけてあります。あえて残した突起には、墓としては未完成-まだ実用ではない-という意味があります。
 ふれあいの丘に昇る陽・沈む陽を作品とともに眺めながら、毎日生まれかわってください。そして、太陽のエネルギーを一杯にすいこんだ石に触れたり、よりかかったりして、そのあたたかみを感じてください。



作品名 シンフォニー
作者名 本多 正直
設置場所 ふれあいの丘シャトーエスポワール
作者コメント
 気がつくといつも人をテーマに彫刻を創り出そうとしている。人は、自分にとって一番身近な存在なのに最も深くて遠い。近づけば離れようとしたり、遠くあろうとするといつのまにかそばにいる。今の心の中に強く思っている“人とのつながり”を形にしていきたい。

 一つの石から家族を彫り出す。この石は素敵に温かく、時に冷たい。まるで人と人のつながりのように感じる。渾然調和している形からは、家族一人一人の思いとお互いのきずなを表現してみた。



作品名 月の箱船
作者名 八田 隆
設置場所 ふれあいの丘シャトーエスポワール
作者コメント
 石という素材を使って、その石にふさわしい「形」は何なのか、考えながら制作しています。
 この石は、福島県の黒石山という所で取れた、日本では珍しい固くて黒い御影石です。石になってゆく気の遠くなるような歳月と、来歴を語るように、上下左右に層が幾重にも走っています。そんな13トンの巨石を前に、「矢」という、古来から使われてきた道具だけを使って、割って作る石彫の作業も、まずその層の具合を探りながら、進めなくてはなりませんでした。加えて、ひとつの石にも、固いところ、少しやわらかいところ、組成が他と違うところが内部に隠れて偏在していて、自分の期待していたとおりには、なかなか割れてくれません。作業はそんな訳で、一ヶ所割っては考え、変に割れてしまって、挫折しては立ち直りの繰り返しで、7トンのかけらがはがれ、ようやくここまで形ができてきました。この目の前にある石は、そんな制作プロセスを、跡に残る「矢穴」の片方とともに語ってくれます。



作品名 小路の詩
作者名 大岩 久乃
設置場所 ふれあいの丘シャトーエスポワール
作者コメント
 ひとつぶの沈黙からの
 放・散
 寡黙なリズム
 石のうた



作品名 星のしずく
作者名 岡村 謹史
設置場所 ふれあいの丘シャトーエスポワール
作者コメント
 湘南の海を眼前に自然と隣り合せの日々。那須野が原の大地においても自然の持ち得る環境は同じであろう。
 こだわりを続けている私の題材がある。(風・水〉決して見る事の出来ない風。手に掬い眺める水。何も残らない自然であろう。
 自然を形に残す一個の大きな石。一個の小さな石。可能な限りの技術と石から興えられた形を、無論気負う事なく素材の石の優雅さに挑戦する。
 〈ふれあいの丘〉を訪れ、無限に広がる夜空の星の美しさに感動を覚える。
 素直な姿で制作に取り入れる事が出来た。〈ふれあいの丘〉を訪れる人々が直に作品にふれあい、彫刻と仲良く遊び、時を過ごしてほしいものである。

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