福原八幡宮本殿(ふくわらはちまんぐうほんでん) 市指定有形文化財(建造物)

公開日 2017年05月02日

  • 指定年月日 昭和44年10月1日
  • 所在地 大田原市福原1125
  • 所有者 八幡宮
  • 員数 1棟
  • 製作年代 江戸時代
  • 構造及び形式 三間社流造(さんげんしゃながれづくり) 銅板葺 二軒繁垂木(ふたのきしげだるき)

 源頼義(みなもとのよりよし)・義家(よしいえ)父子が戦勝祈願のため八幡社を勧請したとも伝えられ、後に那須氏の祖である須藤(すどう)貞信(さだのぶ)が氏神として社殿を造営したといわれます。社殿の屋根には那須家の家紋である「一菊ノ紋(いちぎくのもん)」がつけられています。明治初期の神仏分離前までは福原にある金剛寿院の神仏混淆社(しんぶつこんこうしゃ)でした。

 金剛寿院に残る棟札によれば、貞享2年(1685)に社殿を修復し、さらに寛政2年(1790)に本殿・拝殿・玉垣を修復し、現在に至っています。修復の大檀那(おおだんな)はいずれも那須氏で、貞享2年は那須遠江守資弥(すけみつ)、寛政2年は那須与一資明(すけあきら)です。

 本殿柱には地紋彫が施され、組物は三手先(みてさき)詰組、繋虹梁(つなぎこうりょう)は龍彫物です。

 彫刻の手法も優れています。 

 

  那須家の家紋「一菊ノ紋」

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