紺紙金泥大般若波羅密多経(こんしきんでい だいはんにゃはらみったきょう) 県指定有形文化財(書跡)

公開日 2017年02月10日

  • 指定年月日 昭和48年1月30日
  • 所在地 大田原市佐良土 1401 法輪寺
  • 所有者 法輪寺
  • 員数 1巻
  • 大きさ 縦26センチメートル 全長938センチメートル

 料紙には、紺紙が用いられ、銀泥による界線(かいせん)の中に金字で一行に16字または17字が書かれ、全部で約8,500字からなる経文が書写されています。経文は「大般若波羅密多経巻第二」から始まり、きれいな楷書体で記されています。表紙は紺紙に金泥と銀泥で蓮華(れんげ)文様が描かれており、表紙の見返しも同様に金銀泥で釈迦(しゃか)説法図が描かれています。

 写経の奥に年紀は記されていませんが、紺紙金字の写経形式、表紙見返しの図様などから、平泉中尊寺の供養経として知られる基衡(もとひら)願経(中尊寺々伝による)といわれるものの1巻で、平安時代の奥州藤原氏の文化を物語る遺品とされています。

 

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