公開日 2017年02月10日
- 指定年月日 昭和32年8月30日
- 所在地 大田原市南金丸1628 那須神社
- 所有者 那須神社 (那須与一伝承館寄託)
- 員数 1口
- 製作年代 戦国時代
- 大きさ 直径54.6センチメートル 重量7.87キログラム
鋳銅製のやや大型の鰐口で、二条の紐(ちゅう)で撞座(つきざ)の周囲をくくり、その外側を二条、周縁部に一条のそれぞれ紐をめぐらしています。肩の左右には釣鐶(つりわ)の耳がついており、中央の左右には、斜め上に向けて目が長く突き出ています。
全面に鍍金(ときん)を施した優美なもので、両面に銘文があり、天正5年(1577)8月15日黒羽城主大関高増(たかます)(1527から98)とその子清増(きよます)(1565から87)が、社殿改築の際奉納したものであるとわかります。銘は次のとおりです。
(表)「天正五年丙子八月十五日 奉納八幡宮鰐口 大工塙外記」
(裏)「大旦那大関美作守高増同弥十郎清増 下野国那須庄福原郷小泉出雲守」
銅製鰐口 表
裏
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