公開日 2017年03月17日
- 指定年月日 平成4年11月24日
 - 所在地 大田原市前田980-1 黒羽芭蕉の館
 - 所有者 大田原市
 - 員数 各10通
 - 製作年代 江戸時代
 - 大きさ
- 領知朱印状 縦46.5センチメートル 横65.3センチメートル
 - 領知目録 縦39.0センチメートル 横96.8センチメートル
 
 
これは江戸幕府将軍徳川氏が大関氏宛てに、黒羽藩領1万8千石の領有について公認した公文書です。
領知朱印状は、江戸幕府将軍が各大名に対して、従来の所領を引き続いて領有することを承認する公文書で、領知目録は、各大名が支配する村々を書き上げた目録です。
領知朱印状は、寛文4年(1664)4月5日付けで、第4代将軍徳川家綱(いえつな)から諸大名に発給され、同日付けで領知目録も御朱印奉行の連署で発給されました。以後、将軍の代替わりごとに諸大名への所領確認がなされ、新将軍名の領知朱印状と領知目録がセットで発給されていくこととなりました。
黒羽藩主大関氏宛ての領知朱印状と領知目録は、大関主馬(しゅめ)増栄(ますなが)が受給した寛文4年4月5日付けのものから、大関信濃守増昭(ますあきら)が受給した安政2年(1855)3月5日付けのものまで、計10組伝わっており、本高1万8千石の領有について公認されてきたのです。これだけまとまって伝わっているのは県内でも稀なことです。
領地は寛文4年では那須郡内64ヶ村と芳賀郡内6ヶ村で、江戸時代を通じて若干の変化が見られますが、本高は明治維新まで変わることはありませんでした。
 
領知朱印状

領知目録
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