餅つき唄(福原)(もちつきうた ふくわら) 市指定無形民俗文化財

公開日 2017年05月02日

  • 指定年月日 昭和38年3月7日
  • 所在地 大田原市福原1264 玄性寺
  • 管理者 福原餅つき唄保存会 

 この餅つき唄は、治承(じしょう)4年(1180)、那須十郎為隆(ためたか)、与一宗隆(むねたか)の兄弟二人が源義経(よしつね)の家来となって平家追討の旅に発つ時に、福原の領民がその出陣を祝って激励の力餅を大勢で面白く、代わる代わるついて差し上げたのが始まりといい伝えられています。

 現在は与一弓道大会にあわせて福原玄性寺(げんしょうじ)において、那須家の供養に餅つき唄を奉納しています。

 餅つき唄の歌詞は次のとおりです。

 1 那須の与一宗隆公は色白で 男美男で旗頭よ
 1 福原の湯泉林の八重桜 八重に結んで九重に咲く
 1 九重が十二単に咲くならば 湯泉林は花で輝く
 1 姫様に櫛とこうがい頼まれて 七日けづりて八日ほりもの
 1 彫りものは浜に浜松浜千鳥 梅に鶯止まるところを
 1 臼もとに杵が十六揃いたが わしのようなる付き手揃わぬ
 1 ここはどこ ここはお江戸の日本橋 心静かに渡れ友だち
 1 友達がたまに来たのに何もない 天上飛ぶ鳥雁の巻物
 1 巻物をといてのばして酒肴 一つおあがり菊の玉酒

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