公開日 2017年05月02日
- 指定年月日 昭和54年5月25日
- 所在地 大田原市黒羽田町
- 所有者 黒羽田町区
- 員数 1台
- 製作年代 江戸時代
- 大きさ 間口184センチメートル 奥行き273センチメートル 棟高365センチメートル 総棟高385センチメートル
二重御拝(ごはい)造りで、間口は広く取り、落ちついた感じのする屋台です。御拝柱(ごはいばしら)は左右巻龍で、昇り龍・下り龍の彫刻となっています。正面欄間は獅子に牡丹の図柄で、懸魚(けぎょ)は波に魚龍を配し、前面鬼板は飛龍の彫刻で、上段の鬼板には龍王を彫り、側面欄間は牡丹の彫刻となっています。裏面の懸魚は、波に亀と蛇を配した興味深い彫刻です。
江戸時代中期に作られたものと推定され、製作者は不明ですが、彫刻様式からみて白河か二本松近辺在住の彫刻師による作と思われます。現在、八雲神社(黒羽田町)の例大祭において氏子・若連らによって引き廻されています。
文化財指定後、屋台の本体は、彫刻家森桂民氏により修復されました。
また、台車輪の形式は、古い制作方法で貴重なものでしたが、損傷がひどく、引き廻しが困難になったため、平成8年(1996)鹿沼市の乾木工所において修復されました。
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