黒羽城鳥瞰図(くろばねじょうちょうかんず) 市指定有形文化財(歴史資料)

2017年3月16日
  • 指定年月日 昭和53年7月19日
  • 所在地 大田原市前田980-1 黒羽芭蕉の館
  • 所有者 大田原市
  • 員数 1幅
  • 製作年代 江戸時代
  • 作者 小泉斐(あやる)
  • 大きさ 縦168.8センチメートル 横82.5センチメートル
  • 形状 軸装

 小泉斐が黒羽藩主大関増儀(ますのり)の命により天保8年(1837)9月に描いた黒羽城内外の図です。

 黒羽城(市指定史跡)は黒羽藩主大関氏の本拠であり、那珂川とその支流松葉川との間の丘陵上に造られた複郭居館(ふっかくきょかん)型の山城です。

 本図は城のほか藩士の屋敷や城下の町並みなどを克明に描いています。中央左側には、大関氏の菩提寺の大雄寺(だいおうじ)が描かれています。同寺は、一朝有事の際の砦としての役割も担っており、慶応4年(1868)の戊辰戦争の時は、兵士の宿営に使用されました。本図からはさらに、那珂川舟運の黒羽河岸(がし)や藩米倉庫、桜の馬場など、当時の様子を知ることができます。

 黒羽城は、九鶴城(きゅうかくじょう)・鶴舞城(つるまいじょう)ともいわれましたが、本図は、城郭の北地に大関家の祖神の祠(ほこら)である鎮国社(ちんこくしゃ)を描き、北天に那須山を配し、天空に鶴を描いています。なお、本図の上部には、明治14年(1881)、黒羽藩旧臣三田称平(地山(ちざん))が黒羽城郭その他について記した賛があります。

  

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