公開日 2025年03月11日
皆さん「睡眠の日」があるのはご存じでしょうか。3月18日と9月3日の年2回を「睡眠の日」、その前後1週間は「睡眠週間」と睡眠健康推進機構により制定されています。
3月は、新年度に向けた準備で忙しい時期かと思いますが、身体を休める時間はとれていますか?
良い睡眠があることで十分な休養を取ることができます。良質な睡眠は、こどもにとっては心身の成長に重要であり、壮年期では生活習慣病を予防、高齢者ではいきいきとした1日を過ごすのに役立ちます。
大田原市の睡眠の現状
令和5年度健康に関するアンケート調査の結果報告書によると、普段の睡眠で十分な睡眠が取れている方が減少していることが分かりました。年齢区分別の1日の平均睡眠時間では、16歳以上40歳未満は「5時間以上6時間未満」、40歳以上65歳未満は「5時間以上6時間未満」、前期高齢者は「6時間以上7時間未満」、後期高齢者は「6時間以上7時間未満」が最も高くなっています。
推奨される睡眠時間
小学生は、9時間から12時間、中学生・高校生は8時間から10時間を目安に睡眠時間を確保しましょう。成長期である高校生までは、成人よりも長い睡眠時間を必要とすることがわかっています。毎日十分な睡眠時間を確保するためには、規則正しい生活習慣を保つことが重要です。
成人は、個人差はありますが、6時間以上を目安として必要な睡眠時間を確保しましょう。
高齢者は、長い床上時間が健康を損なう原因となるため、床上時間が8時間を越えないことを目安に必要な睡眠時間を確保しましょう。
良質な睡眠のために
よい睡眠は質と量どちらも確保されていることが大切です。睡眠時間がとれていても休養がとれている感覚がない場合は、生活習慣の見直しが大切です。
寝室にスマートフォンやタブレット端末を持ち込んでいませんか?寝室はできるだけ暗くして寝ることが良い睡眠につながります。
朝食を食べていますか?朝食を食べることは、体内時計の調整にも効果があります。しっかり朝食を摂り、就寝直前の夜食は控えましょう。
規則正しい生活習慣により、日中の活動と夜間の睡眠のメリハリをつけられます。ぜひ、この機会にご自身の睡眠環境や生活習慣を振り返ってみてください。
参考
令和5年度 健康に関するアンケート調査【結果報告書】 令和6年7月大田原市
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