毎月22日は「禁煙の日」です

公開日 2023年05月22日

禁煙学術ネットワークでは、2010年から「スワンスワン(吸わん吸わん)で禁煙を」をスローガンに、毎月22日を「禁煙の日」としています。

大田原市の喫煙状況

  • 市民健診を受診した、40歳から74歳までの国民健康保険加入者の令和4年度の喫煙率は、大田原市が13.8%、栃木県が12.1%です。大田原市の喫煙率は増加傾向にあり、栃木県と比較すると高い状況が続いています。
  • 乳幼児のいるご家庭の母親・父親の喫煙率については、令和4年度のすこやか親子アンケート結果によると、母親は妊娠中2.4%、4か月健診時には2.7%と、昨年度よりも増加がみられています。父親においては、子どもの年齢に関係なく35%前後と高い状況です。

喫煙による健康影響

喫煙者本人の健康影響

たばこの煙には多くの有害物質が含まれており、肺がんをはじめ全身の様々ながんの原因になるだけでなく、COPD(慢性閉塞性肺疾患)・生活習慣病・歯周病などの全身の病気、感染症の重症化など、病気の発症原因になります。

COPD(慢性閉塞性肺疾患)とは?

COPDは「肺の生活習慣病」と呼ばれています。肺の機能が低下し、呼吸困難を招く病気であり、最大の原因は喫煙です。喫煙者の約2割がかかるとされ、最初は咳や痰、息切れなどの症状ですが、進行すると少し動いただけでも息切れし、日常生活もままならない状態になります。早いうちに禁煙をするほど、COPDの発症、進行を遅らせることができます。

禁煙の効果

禁煙をすると、禁煙直後から身体はたばこのダメージから回復しようと機能をはじめます。禁煙を継続することで、肺がんをはじめ、さまざまな病気のリスクが下がります。長年喫煙されている方は、禁煙してももう遅いと思われるかもしれませんが、そんなことはありません。世界各国の研究をまとめたアメリカの報告によると「禁煙は性別・年齢・喫煙による病気の有無を問わず、すべての人々に大きくかつ迅速な健康改善をもたらす」ということが明らかになりました。

受動喫煙による健康影響

受動喫煙とは

受動喫煙の原因は、副流煙(たばこの先から立ちのぼる煙)と呼出煙(喫煙者が吐き出す煙)が混ざった空気です。たばこの害は吸っているご本人だけでなく、吸わない方も「受動喫煙」という形で煙を吸い込むことによって健康被害があります。

子どもへの受動喫煙の影響

喘息や乳幼児突然死症候群(SIDS)になるリスクが高まるなど、受動喫煙の健康被害は大人だけでなく子どもにもあります。身体が発達途中の段階にある子どもは、受動喫煙の悪影響が出やすくなります。

禁煙をはじめませんか?

たばこに含まれるニコチンにはアルコール以上に強い依存性があり、「やめよう」と思っても自身で取り組むにはなかなか難しいことがあります。禁煙補助薬や禁煙外来を使用すると、自力で行うよりも禁煙成功率が上がると言われています。自身のため、身近な大切な人のためにも、この機会に禁煙をはじめませんか?

大田原市内の禁煙外来の一覧についてはこちらをご覧ください。

 禁煙はじめませんか?[PDF:722KB]

お問い合わせ

健康政策課
成人健康係
住所:栃木県大田原市本町1-4-1 本庁舎3階
TEL:0287-23-7601
FAX:0287-23-7632

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