農作業中の熱中症対策

公開日 2022年08月01日

 過去10年間の農作業中の熱中症による死亡事故を見ると、その8割以上が7から8月に集中しており、今後は更に農作業中の熱中症に注意が必要です。本年は、平均気温が全国的に平年よりも高くなるとの見通しが示されており、特に注意が必要となっています。

 また、今年も新型コロナウイルスの感染症対策を講じながら農作業を行うことが必要となりますが、マスク着用の考え方については、令和4年5月25日に開催された新型コロナウイルス感染症対策アドバイザリーボードにおいて厚生労働省から具体的に示されています。これによると、屋外や外気の流入が妨げられないハウス内では、身体的距離(2メートル以上を目安)が確保できない中で会話を行う場合を除き、マスクの着用は必要ないとされております。

 農作業従事者の中には、熱中症の具体的な症状が分からず、自ら認識しないうちに熱中症にかかっている方が多くいます。特に高齢の農業従事者は脱水しやすいため、こまめな水分と塩分の補給や休憩を周囲の方が協力して声かけを行うなどの対策が必要です。

 熱中症を予防するには、作業当日の熱中症リスクの高さを個々の農業従事者が認知することが重要です。このため、熱中症警戒アラートが通知される「MAFFアプリ」の活用に加え、テレビやラジオの気象情報に注意してください。
 

夏の農作業で心がけること

日中の気温の高い時間帯を外して作業を行いましょう

  • 特に70歳以上の方は、のどの渇きや気温の上昇を感じづらくなるので、高温時の作業は極力避けましょう。

 作業前・作業中の水分補給、こまめな休憩を取りましょう

  • のどが渇いていなくても20分おきに休憩し、毎回コップ1、2杯以上を目安に水分補給しましょう。

  • 足がつったり、筋肉がぴくぴくする症状が見られたら、0.1から0.2%程度の食塩水(1Lの水に1から2gの食塩)、スポーツ飲料、塩分補給用タブレットを摂取しましょう。

    (注意)市販品を摂取する際は、必ず成分表示をチェックし、適切な量を摂取してください。

  • 休憩時は、日陰等の涼しい場所で休憩し、作業着を脱ぎ、手足を露出して体温を下げましょう。

 熱中症予防グッズを活用しましょう

  • 屋外では帽子、吸汗速乾性素材の衣服、屋内では送風機やスポットクーラーなどを活用しましょう。

 単独作業を避けましょう

  • 作業は2人以上で行うか、時間を決めて水分・塩分補給の声かけを行うなど、定期的に異常がないか確認し合うようにしましょう。

 高温多湿の環境を避けましょう

  • 暑さ指数(WBGT)計、温度計、湿度計で、作業環境を確認しましょう。

  • 作業場所には、日よけを設ける等できるだけ日陰で作業するようにしましょう。

  • 特にビニールハウス等の施設内は風通しが悪く、早い時期、早い時間から暑さ指数(WBGT)が高くなるため、風通しを良くしたり断熱材を活用したりしましょう。

 熱中症が疑われる場合の処置

暑い環境で体調不良の症状がみられたら、すぐに作業を中断しましょう

  • 代表的な症状は、手足がしびれる・冷たい、めまい・吐き気がする、ズキンズキンとする頭痛がある、汗をかかない・体が熱い、意識障害がある、体がだるい、まっすぐに歩けない等ですが、熱中症には特徴的な症状がなく、「暑い環境での体調不良」は全て熱中症の可能性があります。

 応急処置を行いましょう

  • 涼しい環境へ避難しましょう。

  • 服を緩めて風通しを良くしましょう。

  • 水をかけたり、扇いだりして体を冷やしましょう。

  • 水分・塩分を補給しましょう。

  • わきの下、両側の首筋、足の付け根を冷やすと効果的です。

 病院で手当てを受けましょう

  • 意識がない場合、自力で水が飲めない場合、応急処置を行っても症状が良くならない場合は、すぐに病院で手当てを受けるようにしてください。

 日常生活で心がけること

熱中症に負けない体づくりをしましょう

  • 暑さに強くなる食べ物を積極的にとりましょう。

    (ビタミンB1を含む豚肉や卵、カリウムを含むほうれん草やバナナ、クエン酸を含む梅干しやパイナップルなどが効果的です。)

 日々の体調管理に一段と気をつけるようにしましょう

高血圧症・糖尿病等の持病や、睡眠不足・前日の飲酒・朝食の未摂取等は熱中症の発生に影響を与えます。

  • 朝食は作業前に欠かさず食べましょう。
  • 睡眠はしっかりとりましょう。
  • お酒はほどほどにしましょう。(気づかないうちに脱水します。)
  • 持病がある場合や体調不良の時は翌日の作業内容の変更を検討しましょう。

 

参考資料

  1. 1.基本的な熱中症対策(農作業中の熱中症対策チェックシート)[PDF:1.2MB]
  2. 2.MAFFアプリと熱中症警戒アラートの連携[PDF:437KB]
  3. 3.熱中症対策アイテムについて[PDF:617KB]

参考情報

熱中症対策を含む農作業安全対策全般について

 

 

熱中症予防グッズについて

 

熱中症全般について

 

農業法人等で雇った人の熱中症予防や地域の高齢者等に対する熱中症対策の事例等について

 

気温に関する予測情報などについて

お問い合わせ

農政課
住所:本町1-4-1 本庁舎4階
TEL:0287-23-8708
FAX:0287-23-1507

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