公開日 2022年05月20日
禁煙学術ネットワークでは、2010年から「スワンスワン(吸わん吸わん)で禁煙を」をスローガンに、毎月22日を「禁煙の日」としています。
大田原市の喫煙状況
大田原市の喫煙率は年々減少していますが、栃木県と比較すると高い状況が続いています。
市民健診を受診した、40歳から74歳までの国民健康保険加入者の喫煙率は次のとおりです。
(KDBシステムより)
令和元年度 | 令和2年度 |
令和3年度 |
|
大田原市 | 14.4% | 12.7% | 13.3% |
栃木県 | 12.4% | 11.8% | 12.1% |
乳幼児のいるご家庭の母親・父親の喫煙率については、子どもの年齢があがるにつれ母親の喫煙率が増え、父親においては子どもの年齢に関係なく40%前後と高い状況です。
母親、父親の喫煙率は次のとおりです。
(すこやか親子アンケート結果より)
母親 | 父親 | |||||
令和元年度 | 令和2年度 | 令和3年度 | 令和元年度 | 令和2年度 | 令和3年度 | |
妊娠中 | 3.2% | 1.5% | 1.2% | |||
4か月児健診 | 4.3% | 3.5% | 0.5% | 42.6% | 37.8% | 36.8% |
1歳6か月児健診 | 7.5% | 6.2% | 7.5% | 40.6% | 42.1% | 40.4% |
3歳児健診 | 10.8% | 11.1% | 11.1% | 45.0% | 42.2% | 36.8% |
たばこの健康被害
たばこの煙には多くの有害物質が含まれており、肺がんをはじめ全身の様々ながんの原因になるだけでなく、COPD(慢性閉塞性肺疾患)・生活習慣病・歯周病などの全身の病気、感染症の重症化など、身体における病気の発症原因になります。また、たばこの害は吸っているご本人だけでなく、吸わない方も「受動喫煙」という形で煙を吸い込むことによって健康被害があります。
受動喫煙の健康被害は大人だけでなく子どもにもあり、子どもは喘息や乳幼児突然死症候群(SIDS)になるリスクが高まるなど、たばこは自身の健康だけでなく、周囲にも多くの影響をもたらします。
禁煙、はじめませんか?
たばこに含まれるニコチンにはアルコール以上に強い依存性があり、「やめよう」と思っても自身で取り組むにはなかなか難しいことがあります。
そのような時には「禁煙外来」を利用するのも一つの方法です。自身のため、身近な大切な人のためにも、この機会に「禁煙」をはじめませんか?
禁煙治療に健康保険が使える近隣市町の医療機関については次のとおりになります。
(注意)健康保険適用にはいくつか条件があります。また、受診の際には予約が必要な場合もありますので、受診前に医療機関にご確認ください。
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