ロタウイルス感染症予防接種のお知らせ

公開日 2024年04月01日

令和2年10月1日から、ロタウイルスワクチンが定期予防接種となりました。対象は令和2年8月1日以降に生まれたお子さんです。対象年齢になりましたら接種を受けましょう。

ロタウイルス感染症ってどんな病気

ロタウイルス感染症は、5歳までにほとんどの乳幼児がかかるといわれる感染性胃腸炎で「ロタウイルス」に感染することで起こります。突然の嘔吐で始まることが多く、次いで白っぽく米のとぎ汁様な便や発熱がみられ、ひどい脱水やけいれん等の重い症状がでやすく入院をすることもあります。
 毎年冬後半から春にかけて流行がみられます。

ロタウイルスワクチンとは

ロタウイルスワクチンは、ロタウイルスの病原性を弱めて増殖させ精製したシロップ状の飲むワクチンです。

ロタウイルスワクチンの種類

ロタリックス

  • ヒトの1種類のロタウイルスを弱毒化した生ワクチン(1価ワクチン)
  • 生後6週の初日から24週の初日までに、1.5ミリリットルを4週間の間隔をあけて2回接種。飲むワクチンです。1回目は、生後14週6日までに受けるようにしましょう。

ロタテック

  • ウシの5種類のロタウイルスでヒトには弱毒になっている生ワクチン(5価ワクチン)
  • 生後6週の初日から32週の初日までに、2ミリリットルを4週間の間隔をあけて3回接種。飲むワクチンです。1回目は、生後14週6日までに受けるようにしましょう。

注意事項

  • 二つのワクチンの互換性に関する安全性、有効性、免疫原性のデータはないことから、片方を接種した後に、もう片方のワクチンを接種することはできません。いずれか、一方のワクチンを用いて、必要回数分の接種を行ってください。
  • 医療機関によって取り扱うワクチンは異なりますので、詳しくは医療機関へご確認ください。

対象年齢

令和2年8月1日生まれ以降のお子さんが対象です。

  • ロタリックス:生後6週の初日から24週の初日までの乳児
  • ロタテック:生後6週の初日から32週の初日までの乳児

料金

無料

持ち物

  • 母子健康手帳
  • 予診票は、医療機関にあります。

受け方

 事前に医療機関に予約をして、予防接種を受けてください。実施医療機関については、定期予防接種のお知らせ記事内「令和6年度予防接種実施医療機関一覧(こども)」をご覧ください。実施医療機関一覧以外の医療機関での接種を希望する場合には、必ず事前に市へお問い合わせください。

16歳未満の子を保護者(親権者又は後見人)以外が連れて行く場合

 予防接種の際は、原則保護者(親権者又は後見人)の同伴が必要です。

 予防接種を希望している日に保護者が特段の理由で同伴できない場合、予防接種を受ける者の健康状態を普段より熟知する親族等で委任を受けた適切な者が同伴することで、予防接種を受けることができます。その場合、保護者が予め「予防接種時の同伴に係る委任状」を記載の上、接種日当日に医療機関にお持ちください。

予防接種時の同伴に係る委任状[DOCX:23.5KB]

予防接種時の同伴に係る委任状[PDF:108KB]

ワクチン接種による副反応

副反応として、ぐずりや下痢、発熱、食欲不振、嘔吐などが見られます。
 まれに、腸重積症という胃腸障害が起こることがあります。(主な症状:ぐったりする、顔色が悪い、繰り返し吐く、イチゴジャムのような血便、おなかの張りなど。)

ワクチンを飲んだ後、30分は重いアレルギー症状がでることがあるため、帰宅せずに様子をみてください。

予防接種を受けることができない方

  1. 明らかに発熱している者(37.5度以上)
  2. 重い急性疾患にかかっている者
  3. このワクチンの成分によってアナフィラキシー(通常接種後30分以内に出現する血管浮腫・じんましん・呼吸困難などを伴う重いアレルギー反応)などの過敏症を起こしたことがある者
  4. 腸重積症の発症を高める可能性のある未治療の先天性消化管障害(メッケル憩室等)を有する者
  5. 腸重積症の既往のある者
  6. 重症複合型免疫不全を有する者
  7. その他、医師から予防接種を受けないほうがよいといわれた者

予防接種を受ける時、医師とよく相談しなければならない方

  1. 心臓血管系疾患、腎臓疾患、肝臓疾患、血液疾患、発育障害などの基礎疾患がある者
  2. 過去に予防接種で接種後2日以内に発熱、全身性発しんなどのアレルギーを疑う症状がみられた者
  3. 過去にけいれん(ひきつけ)をおこしたことがある者
  4. 過去に免疫状態の異常を指摘されたことのある者、もしくは、近親者に先天性免疫不全症の者がいる者
  5. 胃腸障害のある者

接種前後の注意

  1. 接種直前(30分以内)は、授乳は控えましょう。
    (飲むワクチンなので、接種後、げっぷと一緒に吐き出してしまうことを避けるため。)
  2. 接種後30分程度はショックやアナフィラキシーがおこることがごく稀にありますので、医師とすぐ連絡がとれるようにしておきましょう。
  3. 接種後1週間は体調に注意しましょう。特に、腸重積や高熱、けいれんなどの異常が出現した場合には、速やかに医師の診察を受けるようにしましょう。
    (腸重積症の症状:ぐったりする・顔色が悪い・繰り返し吐く・イチゴジャムのような血便・お腹の張りなど)
  4. ワクチン接種後、1週間程度の間、便中にウイルスが排泄されますが、排泄されたウイルスによって胃腸炎を発症する可能性は低いと言われています。しかし、念のため、おむつ交換後の手洗いは念入りに行いましょう。

健康被害について

定期予防接種により万が一健康被害が生じ、予防接種と健康被害の因果関係が認定された場合は、予防接種法に基づく給付の対象となります。
 厚生労働省ホームページ「予防接種健康被害救済制度について」外部サイトへのリンク(外部サイト)

お問い合わせ

健康政策課
健康政策係(予防接種・感染症)
住所:栃木県大田原市本町1丁目4番1号 本庁舎3階
TEL:0287-23-8975
FAX:0287-23-7632

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