デング熱について

2015年6月22日

 平成26年8月より、国内でデング熱に感染したことが確認された患者が報告されています。

デング熱とは

感染経路

 デングウイルスによって起こる急性熱性感染症で、このウイルスを保有する蚊に刺されることで感染します。そのため、ヒトからヒトへは直接感染しません。主たる媒介蚊はネッタイシマカ(日本には常在していません)ですが、日本のほとんどの地域でみられるヒトスジシマカも媒介します。熱帯や亜熱帯の全域で流行しており、東南アジア、南アジア、中南米で患者の報告が多いです。
 日本では、仮に流行地で感染した方が国内で蚊に刺され、その蚊がたまたま他者を吸血した場合に、感染する可能性は低いながらもあり得ます。ただし、その蚊は冬を越えて生息できず、卵を介してウイルスが次世代の蚊に伝わることも報告されたことがないため、限定された場所での一過性の感染と考えられます。
 なお、ヒトスジシマカは、日中、屋外での活動性が高く、活動範囲は50メートルから100メートル程度です。国内の活動時期は概ね5月中旬から10月下旬頃までです。

症状

 ヒトがデングウイルスに感染しても、デング熱を発症する頻度は10パーセントから50パーセントです。
 3日から7日の潜伏期間の後に、発熱、発疹、頭痛、骨関節痛、嘔気・嘔吐などの症状がみられます。発熱はほぼ全例にみられます。発症後3日から4日後より胸部・体幹から始まる発疹が出現し、四肢・顔面へ広がります。
 通常の患者は発病後2日から7日で解熱し、そのまま治癒し予後は比較的良好です。ごくまれに一部の患者は、経過中に出血傾向やショック症状を起こすことがあります。

治療法

 デングウイルスに対する特有の薬はありませんので、対症療法となります。

予防策

 デング熱に有効なワクチンはありません。国内では、ヒトスジシマカ(主に日中で屋外で吸血する)がデング熱を媒介する可能性がありますので、蚊に刺されないような対策を心がけましょう。

主な予防策

  1. 屋外で活動する場合には長袖、長ズボンを着用するなど、肌の露出を少なくしましょう。
  2. 虫除けスプレーなどを使用しましょう。
  3. 不要な水溜りをなくす等、蚊の発生を防ぎましょう。

外部リンク

 厚生労働省ホームページ(デング熱について)外部サイトへのリンク

 国立感染症研究所ホームページ(デング熱とは)外部サイトへのリンク

お問い合わせ

健康政策課
感染症予防係
電話:0287-23-8975
ファクシミリ:0287-23-7632