絹本淡彩 黒羽周辺景観図(城東・城西図)(けんぽんたんさい くろばねしゅうへんけいかんず じょうとうじょうさいず) 県指定有形文化財(絵画)

2017年2月10日
  • 指定年月日 昭和42年12月22日
  • 所在地 大田原市前田980-1 黒羽芭蕉の館 
  • 所有者 大田原市
  • 員数 2幅
  • 製作年代 江戸時代
  • 作者 小泉斐(あやる)
  • 大きさ 城東図 縦83.5センチメートル 横158.5センチメートル 城西図 縦83.0センチメートル 横158.5センチメートル

城東図、城西図からなる双幅の真景図で、小泉斐(1770から1854)の代表作です。

城東図には「文政八年乙酉夏日恭奉公命、謹以写於檀山森斎中、臣小泉斐」、城西図には「文政丙戌夏日小泉斐謹画」と記されており、黒羽藩主大関氏の命を受けた斐が文政8年(1825)に城東図を、翌9年に城西図を描いたことがわかります。

本図は、黒羽城中より東西両方を眺望し、洋風の遠近法による構図で、写生風に描いた墨筆淡彩画です。おだやかな線と淡い色彩によって景観が巧みに捉えられています。

小泉斐は、檀山(だんざん)と号し、青鸞(せいらん)・檀森斎(だんしんさい)・非文(ひぶん)道人の別号があります。黒羽藩領であった芳賀郡益子村の鹿島神社神官、木村市正の子として生まれ、中野内にある大宮温泉神社神官小泉氏の養子となり、同社神官となりました。50歳には、藩主大関増業(ますなり)の命により大関氏の祖霊を祀る鎮国社(ちんこくしゃ)の神官となって、社の傍らに移り住みました。近江日野商人の島崎雲圃(しまざきうんぽ)に画を学び、人物や香魚(鮎)・真景図などを描き、高い評価を得ています。

城東図 城東図

城西図 城西図 

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