木造 聖観音立像(もくぞう しょうかんのんりゅうぞう) 県指定有形文化財(彫刻)

2017年2月10日
  • 指定年月日 昭和38年7月1日
  • 所在地 大田原市黒羽田町450 大雄寺(だいおうじ)
  • 所有者 大雄寺
  • 員数 1躯
  • 製作年代 鎌倉時代
  • 大きさ 像高165センチメートル 台座高7.5センチメートル

 頭部を耳の直後で矧(は)ぎ、玉眼嵌入(ぎょくがんかんにゅう)、首は挿(さし)入れで、胴体は側面中央で前後に矧ぎ、両腕・両手首は別木で作られています。本像の漆箔(しっぱく)は数百年の歳月に洗い落とされてしまいましたが、重厚な躯幹(くかん)と練達の彫技で堂々とした彫像となっています。慈顔・温容ななかにも内に秘めた威力がにじみ出ており、口許や裳(も)のひだなどに見られる彫りの冴(さ)えは、張りのある相貌とよく呼応しています。

 元々白旗山帰一寺(きいちじ)の観音堂に安置されていましたが、明治期に堂宇破損のため余瀬(よぜ)の崇敬者によって大雄寺に依託され、現在は経蔵内の正面に安置されています。

 なお、帰一寺は、余瀬の白旗山に創建された寺院で、大関氏の祈願所でした。天正4年(1576)、大関美作守(みまさかのかみ)高増(たかます)(1527から98)が本拠を余瀬の白旗城から黒羽城に移した際、同寺も城の北の固めとして共に移しました。その後も観音堂のみが余瀬の地に残っていました。

 

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