大捻縄引(だいもじひき) 国選択無形民俗文化財

2017年5月2日
  • 指定年月日 平成5年11月26日 (国選択)
  • 指定年月日 昭和41年2月15日(湯津上村指定)
  • 所在地 大田原市佐良土
  • 所有者 佐良土区

 この行事は「盆綱引き」といわれる習俗のひとつで、佐良土(さらど)の仲宿(なかじゅく)・田宿(たじゅく)・古宿(ふるじゅく)の3地区が順番で当番を務め、区内の老若男女がこぞって参加して行われます。

 8月14日早朝から、当番宿は域内の農家から集めた稲ワラで「ヒックビレ」といわれる小さな束を作り、木の又などにかけ、直径50センチメートル、長さ50メートル余りの大縄を捻り上げます。当地では縄を綯(な)うことを「モジル」といい、これが行事名の起こりとなっています。

 8月14日夜、当番宿の指定した道路上で当番宿と他の2つの宿とで対抗して大縄を引き合います。この大縄引きに引き勝てばその地区は豊作、無病息災が約束されるとして、引き合う姿はまさに真剣そのものとなります。引き終えた大縄は鎮守の諏訪神社例祭に奉納され、村相撲の土俵に使われます。

 この行事の起源は定かではありませんが、一説によれば永正(えいしょう)17年(1520)、奥州岩城(いわき)氏の軍勢と福原城主那須資房(すけふさ)が湯津上地区の南西を流れる箒川(ほうきがわ)沿いで合戦した折、箒川の崖で両軍が縄の引き合いをしたことが始まりともいわれます。
 

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