木造十一面観音菩薩立像(もくぞうじゅういちめんかんのんぼさつりゅうぞう) 市指定有形文化財(彫刻)

2017年5月2日
  • 指定年月日 平成8年12月9日
  • 所在地 大田原市久野又467 不動院
  • 所有者 不動院
  • 員数 1躯
  • 製作年代 南北朝時代
  • 大きさ  像高110.5センチメートル

 一木(いちぼく)造り、彫眼(ちょうがん)の素地像で、南北朝時代(14世紀)に製作されたものです。不動院の観音堂に安置されています。

 頭部に高髻(たかもとどり)を結い、天冠台(てんかんだい)正面に如来立像、左右に十面、頭頂部に一面をつけ、左手に水瓶(すいびょう)を持つ十一面観音像です。身には偏衫(へんさん)と衲衣(のうえ)(衲(のう)袈裟(げさ))、裳(も)を着しています。頭部は群青色で、眉毛と眼の黒子と周辺部及びヒゲは黒描で、天冠台上の十一面にも簡単な彩色がなされています。

 頭部が大きいのが特徴で、顎にぐっと力を入れて小鼻をふくらませるところなど、意志的で力強さがあります。肩幅広く短躯ではありますが、量感に富んだ仏像です。

 頭体部を通して一木で造られ、両手首先と両足先が体部に矧ぎつけられています。木芯は頭体部の前面にあり、直径35センチメートル程度の材を利用して彫ったものと思われますが、内刳りがされていないため、材の割れ目が首の右側から右胸前と、三道(さんどう)下から右膝前にあり、そこに埋木がされています。

 

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