正浄寺の雅楽(しょうじょうじのががく) 県指定無形民俗文化財

2017年2月10日
  • 指定年月日 昭和52年7月29日
  • 所在地 大田原市佐久山1301 正浄寺
  • 所有者 正浄寺の雅楽保存会

 正浄寺に伝わる笙(しょう)・篳篥(ひちりき)などで雅楽の管弦中の唐楽を演奏する郷土芸能で、同寺の檀徒有志が伝承してきたものです。

 演奏に使用する楽器は、鞨鼓(かっこ)・鉦鼓(しょうこ)・太鼓(たいこ)・龍笛(りゅうてき)・笙・篳篥の6種で、演奏曲目は越天楽(えてんらく)・五常楽(ごしょうらく)などを得意としています。

 芸能のこの土地への伝来経路、伝承年代などは不明ですが、明和2年(1765)銘のある仙台侯寄進の笙があることや、慶応年間(1865から1868)日光東照宮楽人(がくじん)の指導を受けたとの口碑伝承の存在から判断して、江戸時代末期にはすでに存在していたものと考えられます。演奏される日は、この寺の報恩講(ほうおんこう)及び春秋彼岸の念仏の日が定例のもので、その他地区内の葬儀や婚礼などにも招待され演奏することもあります。

 長い歴史と伝統をもって、農民間にこの種の雅楽系の芸能が伝承されているのは、県内でも珍しく、貴重な存在です。

 

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