大田原市のあらま史

2012年6月13日

大田原の起源

 大田原の地に人々が住み始めたのは、今から13,000年くらい前、旧石器時代にさかのぼります。
 このことは、琵琶池公園前(琵琶池)、長者ヶ平(羽田)などの遺跡発掘調査によって明らかになってきました。

 写真は、琵琶池遺跡。この水田の中央部前方の土堤から旧石器が出土しました。

縄文時代

 今から4,500年くらい前の縄文時代には、湯坂、長者ヶ平、長峰山、縄落などに大規模な集落がつくられ、生活が営まれていました。

 左の写真は、羽田長者ヶ平西遺跡の住居跡。下の写真は、羽田長者ヶ平から出土した土器群。

 上の写真は、一括出土の土器群(撮影 小川忠博)。坑内は ”密室” 状態なので遺物の共存性が高い。 これらは火炎土器、火炎”土着型”土器(浄法寺タイプ)、地元の伝統的土器に大別できる。 型式交替期の良好なセットである。

 右の写真は、土着した火炎土器。大きな把手をつけ、渦巻文と複列の弧線とで器面を隙間なく飾る。会津地方を送り手とする火炎土器の”土着型”で、”本場”型のデフォルメはあるが新しい土器づくりへの力強さが表れている。

(海老原郁雄)

 

 

平安時代

 那須一族の荘園として、現在の佐久山や福原に那須一族の居城が設けられ、那須地方の重要な地域になりました。

写真は、福原城(北岡城)の土塁。

室町・江戸時代

 室町時代後期になって、那須家の家臣、大田原資清が大田原城を築城し、現在の市街地の基礎がつくられました。
 江戸時代は、大田原氏の城下町として栄え、また、旧奥州街道の宿場町として活気があふれ、大いににぎわいました。

 写真は、大田原城景図。

明治・大正時代

 明治4年、廃藩置県によって「大田原県」が誕生しました。
 のちに「栃木県」に統合されると、県の支庁や中央官庁の出先機関が置かれ、明治22年に「大田原町」となりました。

 写真は、大正初期の大田原町全景。

 

昭和時代

 昭和29年12月、大田原町、金田村、親園村が合併して「大田原市」になりました。

 以後、野崎村との分割合併や西那須野町の一部編入を経て、昭和30年11月、佐久山町との合併により、平成の大合併を迎えるまでの大田原市となりました。

 写真は、市政施行を大々的に伝える当時の新聞。

大田原市・湯津上村・黒羽町のあゆみ

市町村内容
1954年
昭和29年
大田原市 大田原町、金田村、親園村の1町2村が合併し、新制大田原市スタート。その後、野崎村の東半分が合併。
湯津上村 栃木県の「町村合併計画」が確定し、湯津上村と小川町の合併が示される。湯津上村議会、「十二月一日市制施行する大田原市へ合併する試案」を議決。
黒羽町  
1955年
昭和30年
大田原市 西那須野町加治屋を編入し、佐久山町を編入合併。
湯津上村 湯津上村議会、合体合併を宣言。
黒羽町 黒羽町、川西町、両郷村、須賀川村が合併し黒羽町となる。第一保育所開所。
1956年
昭和31年
大田原市 西原小校舎新築。
湯津上村 湯津上村議会、三分村合併を議決。小川喜一栃木県知事、湯津上村の三分村合併を勧告。
黒羽町 町役場庁舎完成。
1957年
昭和32年
大田原市 東雲、実取住宅団地ができる。紫塚小校舎新築。
湯津上村 湯津上村議会、三分村合併の議決の取消し、知事勧告の拒否、大田原市への合体合併を議決。岸信介内閣総理大臣、湯津上村の三分村合併を勧告。
黒羽町  
1958年
昭和33年
大田原市 大田原駅前区画整理事業開始。親園中校舎新築。
湯津上村 湯津上中学校火災で一部焼失。湯津上中学校新校舎完成。
黒羽町 町道舗装直営工事着手。
1959年
昭和34年
大田原市 若草住宅団地できる。
湯津上村 品川センター完成。
黒羽町 黒羽町公会堂完成。国民健康保険事業実施。
1960年
昭和35年
大田原市 石上小移転。
湯津上村 「広報ゆづかみ」創刊。
黒羽町 第二保育所開所。黒羽郵便局落成。
1961年
昭和36年
大田原市  
湯津上村  
黒羽町 第三保育所開所。国民年金事業開始。
1962年
昭和37年
大田原市 桜電子大田原工場(現栃木ニコン)誘致。
湯津上村 湯津上村体育協会設立。
黒羽町 北滝揚水機完成。県立黒羽高等学校開校。
1963年
昭和38年
大田原市 大田原市庁舎新築移転。佐久山小、大田原中校舎完成。
湯津上村 湯津上村議会、大田原市への合体合併の議決の取消しを議決、知事調停案の受入れを決議。
黒羽町 第四保育所開所。町上水給配水工事着手。
1964年
昭和39年
大田原市 し尿処理場完成。
湯津上村 第一保育所完成。
黒羽町 黒羽向町・田町・前田・堀之内・八塩に給水開始。
1965年
昭和40年
大田原市 佐久山御殿山公園完成
湯津上村 第二保育所完成。
黒羽町 上水道給水開始。
1966年
昭和41年
大田原市  
湯津上村 岩舟台幼稚園完成。有線放送電話業務開始。
黒羽町 天皇・皇后両陛下雲巌寺に植物採集のためご訪問。
1967年
昭和42年
大田原市 野崎児童館、ごみ焼却場、母子健康センター完成。大田原地区に上水道できる。
湯津上村 有線放送電話、電電公社との接続完了。
黒羽町 学校給食センター完成により小中学校完全給食実施。黒羽観光やな開設。
1968年
昭和43年
大田原市 かねだきた、さくやま保育園、佐久山地区公民館完成。都市街路市役所通り開通。
湯津上村 老人憩の家「光風荘」完成。大野放牧場設置。
黒羽町 東野鉄道廃止。須佐木小新校舎完成。(鉄筋コンクリート二階建)
1969年
昭和44年
大田原市 総合文化会館完成。かねだみなみ保育園完成。金田北地区公民館完成。
湯津上村 湯津上村こども会育成会連絡協議会設立。
黒羽町 中央公民館完成。老人憩いの家「清流荘」完成。町営星ヶ丘団地完成。
1970年
昭和45年
大田原市 親園地区、野崎地区公民館完成。交通公園完成。大田原地区広域消防組合発足。
湯津上村 湯津上村商工会「湯津上音頭」発表。村民柔剣道場完成。
黒羽町 須賀川児童館開館。町営ひばりヶ丘団地完成。
1971年
昭和46年
大田原市 佐久山、中田原住宅団地完成。大田原体育館武道館完成。
湯津上村 八溝県立自然公園指定。
黒羽町 黒羽刑務所開所。
1972年
昭和47年
大田原市 老人憩の家完成。
湯津上村 成人式を1月3日に開催。
黒羽町 町営旭ヶ丘団地完成。
1973年
昭和48年
大田原市 鶯谷公園完成。勤労青少年ホーム、弓道場完成。都市街路3・4・3号(大高前通り)完成。
湯津上村 那須地区広域行政事務組合を設立。
黒羽町 町章制定。寒井児童館完成。
1974年
昭和49年
大田原市 親園小校舎新改築。ミヤコタナゴが国天然記念物に指定。市民憲章及び市の木、花、魚が指定。
湯津上村 湯津上村公民館完成。村章制定。
黒羽町 黒羽城址公園整備。
1975年
昭和50年
大田原市 市史前編を発刊。
湯津上村 蛭田小学校を移転新築し、現校舎完成。村有マイクロバス運行開始。
黒羽町 町村合併20周年記念事業実施。黒羽橋完成。
1976年
昭和51年
大田原市 大規模農道(ライスライン)北金丸から市野沢間開通。
湯津上村 佐良土小学校新校舎完成。有線放送業務終了。
黒羽町 山村開発センター完成。町の木「スギ」・町の花「ヤマユリ」・町の鳥「ウグイス」を制定。
1977年
昭和52年
大田原市 第1回市民マラソン大会実施。美原公園に体育研修センター完成。
湯津上村 湯津上小学校新校舎完成。蛭田小学校体育館完成。
黒羽町 黒羽町、馬頭町林野大火災。
1978年
昭和53年
大田原市 社会福祉法人大田原市社会福祉協議会設立。上石上配水場完成。美原公園に市民プール完成。
湯津上村 品川台工業団地分譲開始。湯津上に歴史民俗資料館完成。
黒羽町 矢倉と湯津上を結ぶ黒湯橋開通。
1979年
昭和54年
大田原市 野崎工業団地に第1号誘致企業として東芝那須工場が操業開始。公共下水道工事始まる。
湯津上村 『湯津上村誌』発刊。湯津上村立歴史民俗資料館完成。
黒羽町 町民憲章の制定。町民体育館完成。永昌橋完成。
1980年
昭和55年
大田原市 夜間照明設備を持つ第二球場完成。昭和天皇、ミヤコタナゴ保護地をご視察、ソフトボール競技をご観覧。休日急患診療所開設。
湯津上村 南東部地区簡易水道給水開始。
黒羽町 栃の葉国体相撲競技が町民体育館で行われる。天皇陛下相撲会場ご訪問。黒羽文化協会設立。
1981年
昭和56年
大田原市 市立図書館完成。第1回ふるさと祭り開催。
湯津上村 湯津上中学校に夜間照明(ナイター)施設設置。
黒羽町 町社会福祉協議会発足。
1982年
昭和57年
大田原市 みはら保育園完成。金田南地区公民館兼金田南部コミュニティーセンター完成。市史後編発刊。
湯津上村 西部地区簡易水道給水開始。
黒羽町 黒羽中が全国中学生ソフトボール大会で優勝。
1983年
昭和58年
大田原市 保健センター完成。大田原学童保育館開設。
湯津上村 湯津上村観光協会、農畜産物直売所完成。
黒羽町 町内三森林組合が合併し「黒羽町森林組合」となる。湯殿大橋完成。
1984年
昭和59年
大田原市 岡山県井原市と友好親善都市盟約。ふるさと祭りを与一まつりに改称。
湯津上村 第1回ゆづかみ村ふれあい祭開催。
黒羽町 町村合併30周年記念事業実施。総合運動公園多目的運動広場仮オープン。
1985年
昭和60年
大田原市 第1回市民号実施。
湯津上村 第1回NISSINCUP県綱引選手権大会で蛭田農研チーム優勝。
黒羽町 黒羽町民の歌、黒羽音頭制定。
1986年
昭和61年
大田原市 大田原市総合計画スタート。市清掃センター完成。市人口5万人を突破。
湯津上村 湯津上中学校舎完成。台風10号の豪雨による大水害発生。村花「ひまわり」、村木「ゆず」、村鳥「ひばり」制定。湯津上村民憲章制定。
黒羽町 芭蕉の里まちづくりが始まる。大戸橋完成。
1987年
昭和62年
大田原市 市シルバー人材センター、社団法人としてスタート。
湯津上村 青少年育成湯津上村民会議設立。
黒羽町 芭蕉の里シンボルマーク決定。
1988年
昭和63年
大田原市 第1回大田原全国マラソン大会実施。西原学童保育館開設。
湯津上村 湯津上村・那須塩原駅間バス運行開始。村制施行100周年記念式典開催。
黒羽町 総合運動公園プール、キャンプ場完成。物産センター、くらしの館オープン。
1989年
平成元年
大田原市 第1回公民館まつり開催。野崎研修センター完成。第1回産業文化祭を実施。
湯津上村 健康センター完成。「天狗王国ゆづかみ」独立宣言。
黒羽町 "芭蕉の館、芭蕉の広場、芭蕉の道完成。「奥の細道」紀行300年記念事業盛大に開催。第一回全国俳句大会開催。 "
1990年
平成2年
大田原市 第1回高校生海外派遣事業実施。小学生の国内交流事業実施。
湯津上村 村営大野放牧場払下げに関する補償問題で、村と牧野管理組合、農事調停に合意。
黒羽町 ポッポ農園オープン。
1991年
平成3年
大田原市 福祉センター完成。佐久山地区公民館完成。中学生国内交流事業開始。市野沢学童保育館完成。
湯津上村 農村環境改善センター多目的ホール完成。高齢者福祉センター光風荘完成。
黒羽町 奥の細道サミット開催。
1992年
平成4年
大田原市 市営バス、金田、親園、佐久山方面循環線運行。屋内温水プール完成。骨髄バンク登録推進協議会設立。東地区公民館完成。
湯津上村 栃木県立なす風土記の丘資料館湯津上館開館。
黒羽町 芭蕉の里文化伝承館完成。
1993年
平成5年
大田原市 与一太鼓創設。皇太子ご夫妻インターハイ女子ソフトボール大会ご観覧。うすばアットホーム完成。
湯津上村 湯けむりふれあいの丘内にキャンプ場完成。
黒羽町 インターハイ相撲競技が町民体育館で開催。
1994年
平成6年
大田原市 市営バス、那須塩原駅線、野崎方面循環線運行。那須野が原ハーモニーホール完成。環境保全都市宣言。
湯津上村 しながわ台公園完成。
黒羽町 交流促進センター完成。高館トンネル開通。
1995年
平成7年
大田原市 国際医療福祉大学開学。国民文化祭開催。ふれあいの丘オープン。健康長寿都市宣言。
湯津上村 特別養護老人ホーム「ほのぼの園」完成。
黒羽町 黒羽町文化複合センター完成。国民文化祭俳句、連句大会開催。合併40周年記念事業実施。
1996年
平成8年
大田原市 県北体育館開館。第1回全国竹芸展開催。
湯津上村 認定農業者組織「あすなろ会」設立。
黒羽町 下水道川西第1クリーンセンター供用開始。
1997年
平成9年
大田原市 第1回那須野が原彫刻シンポジウム開催。市のロゴマークとイメージキャラクター与一くん発表。
湯津上村 那須野農業協同組合梨選果場完成。
黒羽町 一般廃棄物最終処分場グリーンオアシス完成。
1998年
平成10年
大田原市 子育て相談センターオープン。自然観察館オープン。
湯津上村 幼児バス運行開始。第1回庁舎建設委員会開催。
黒羽町 総合交流ターミナルセンター完成。くろばね温泉五峰の湯併設オープン。那須地区集中豪雨により那珂川60年ぶりに氾濫。
1999年
平成11年
大田原市 高齢者ほほえみセンター開所。
湯津上村 2002年FIFAワールドカップ公認キャンプ候補地申請。
黒羽町 八溝地域集中豪雨による2年連続の大水害発生。待望の明神トンネル開通。
2000年
平成12年
大田原市  
湯津上村 財団法人湯津上村農村活性化センター設立。
黒羽町 県民の日記念行事黒羽町にて開催。
2001年
平成13年
大田原市 市道1-1号線開通。市町村合併シンポジウム開催。
湯津上村 栃木県なかがわ水遊園開園。水遊園大橋開通。
黒羽町 水遊園大橋開通。中学生海外体験研修実施。
2002年
平成14年
大田原市  
湯津上村 地域食材供給施設(農村レストラン)完成。
黒羽町 学校給食センター完成。
2003年
平成15年
大田原市 大田原グリーンパークオープン。金田北地区公民館完成。
湯津上村 住民基本台帳ネットワークシステム本格稼動。
黒羽町 黒羽保育園開園、子育て相談センター開所。
大田原市・湯津上村・黒羽町合併協議会設立。
2004年
平成16年
大田原市 道の駅那須与一の郷オープン。内環状線開通。
湯津上村 湯津上村役場庁舎完成。
黒羽町 ロサンゼルスウエストコビナ市と姉妹都市提携。黒羽町合併50周年記念式典。「五峰の湯」入場者100万人達成。
合併協定書調印式挙行。
2005年
平成17年
大田原市  
湯津上村 湯津上村閉村
黒羽町 黒羽町閉町
湯津上村、黒羽町を編入合併し、新しい大田原市として出発。



 

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