芭蕉句碑(ばしょうくひ) 市指定有形文化財(歴史資料)

2017年5月2日
  • 指定年月日 平成13年6月21日
  • 所在地 大田原市黒羽向町100 常念寺境内
  • 所有者 常念寺
  • 員数 1基
  • 製作年代 江戸時代
  • 大きさ 高さ140.0センチメートル 幅54.0センチメートル

 この句碑は、常念寺(浄土宗)の山門側に建っています。碑表面に「野を横に馬牽(ひき)むけよほとゝきす はせを」と陰刻されています。

 この句は、『おくのほそ道』の中で、「是(これ)より殺生石に行く。館代より馬にて送らる。此の口付のおのこ、『短冊得させよ』と乞(こ)ふ。やさしき事を望み侍(はべ)るものかなと」を前詞としています。館代とは、浄法寺図書高勝(じょうぼうじずしょたかかつ)(俳号桃雪(とうせつ))です。この句は、広漠たる那須野が原の風情に芭蕉が素直に応じて吟じた名句です。

 この句碑は、古くから浄法寺桃雪建立との伝承があります。しかし、いつ頃常念寺山門側に建てられたかは定かではありません。芭蕉(当時46歳)の来訪を受けたとき、浄法寺桃雪は29歳でした。芭蕉は、黒羽滞在13泊14日の内、桃雪の屋敷に8泊しています。この句碑の筆跡については、芭蕉直筆の可能性も指摘されています。

 

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