銭室塚古墳(ぜにむろづかこふん) 市指定史跡

2017年2月14日
  • 指定年月日 昭和52年5月18日
  • 所在地 大田原市北滝918
  • 管理者 銭室塚管理者
  • 下段径約26メートル、高さ約2メートル、上段径約18メートル、高さ約2.5メートル

 北滝の那珂川左岸の段丘上にあります。

  6世紀末ごろの二段築成の円墳です。墳頂はやや南に傾斜しており、直径6メートル程度の平坦面をなし、墳形は截頭円錐形(せっとうえんすいけい)(円錐台)をしています。墳丘の裾部と斜面部に川原石による葺石(ふきいし)が見られます。那珂川をはさむ対岸の観音塚古墳(市指定史跡)も同じ二段築成の円墳となっています。

 周溝については、外面からは顕著に確認できませんが、水田の基盤整備のあとを見ると、墳丘の周囲幅5メートルの範囲の土色が違うので周溝があったことは明らかです。

 内部は横穴式石室となっています。石室の規模は、全長9.3メートル、玄室長6.3メートル、奥壁幅1.4メートル、最大幅2メートル、奥壁の高さ1.45メートル、羨道部(せんどうぶ)の長さ3メートルです。奥壁は花崗岩(かこうがん)の一枚石で、ドーム状です。玄室の側壁は乱石積で、下部に長さ約1.3メートルの山石が使用されています。天井石には、幅1.2メートル、厚さ20センチメートルの扁平な花崗岩5枚が用いられています。床面は川原石の礫床(れきしょう)です。羨道部前方に、扁平(へんぺい)な花崗岩が1枚あります。

 なお、かつてこの古墳の周辺には、条里制(じょうりせい)の遺構が見られ、「館野御前(たてのごぜん)」や「綾織姫(あやおりひめ)」の伝説も残されています。 

銭室塚古墳.jpg

銭室塚古墳石室内部.jpg 石室内部 

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